映画「
「セッション」は一流のドラマーを目指して音楽大学に入学した主人公、ニーマンが伝説の鬼教師フレッチャーと出会い、さまざまな試練を経て成長を目指す音楽映画。イベントの冒頭で先に登場した竹中はこの映画について、集まった観客に「皆さん初めて観るんですよね? すごいですよ、大興奮ですよ! めちゃくちゃ期待しといてください」「こんなにエネルギーの詰まった映画をたった19日で撮ったっていうのに驚きましたね」と熱弁。揚げ句ストーリーについて「『どうなっちゃうんだろう、この映画』って……だってとんでもないことが起きるじゃないですか」と話し始め、MCの荘口彰久から「言っちゃだめですよ!(笑)お願いします、言いたいのはわかりますが」とネタバレを制止されていた。
そんな竹中の紹介で登場した東京スカパラダイスオーケストラの9人は、1曲目に「ハプニング」を演奏。迫力あるサウンドが映画館中に響き、観客も楽しそうに体を揺らす。2曲目は映画の中でも演奏される「キャラバン」のスカバージョン「スキャラバン」。この曲の途中、衣装を変えた竹中がステージに乱入し、茂木欣一(Dr)の横に立って「もっとだ! もっと速く! もっと行け!」と、劇中のフレッチャーさながらに茂木を激しく煽る。茂木もそれに応えてパワフルにドラムソロを叩き続けるが、竹中の煽りは「とんかつだ! とんかつ定食を思い浮かべろ!」と謎の方向へ向かい始め、会場からは思わず笑い声が起こる。曲の最後には竹中のテンションに乗せて場内も総立ちとなり、熱狂のうちにライブが終了した。
ライブを終えると、茂木は「映画の中に飛び込んだみたいな……」と興奮冷めやらぬ表情で話し、竹中の謎の煽りに対しても「ドラマーなので、インプロビゼーションとして返しました(笑)」と感想を明かす。その横で竹中は「フレッチャー(を演じたJ.K.シモンズ)は60歳ですよね? 私も来年そうなっちゃうし……こんなに息が切れるとは思わなくて、フレッチャーは大変だったんだなって(笑)」と息を切らしながら語り、客席からは大爆笑が起こった。
また、「セッション」を観た感想について茂木は「僕は20歳すぎぐらいでデビューしてたけど、デビュー前ぐらいの『全然思い通りに叩けない』って思う気持ちとか、練習にひたむきに打ち込んでいく感じとか、いろんなところで感情移入しちゃいましたね」とコメント。さらに2組でのひさびさの共演について、谷中敦(B.Sax)は「ひさしぶりでうれしかったですね。昔はよくやってたけど」と語り、竹中も「後ろを見たときにみんながいるのがうれしくて……感動しました」と、感激した表情を浮かべていた。
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- 映画『セッション』公式サイト
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