時雨、NICO、KEYTALK競演に沸いた赤坂BLITZ

6

498

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 384 846
  • 5 シェア

12月6日に東京・赤坂BLITZにて、ライブイベント「DECEMBER'S CHILDREN」が開催された。

凛として時雨(撮影:河本悠貴)

凛として時雨(撮影:河本悠貴)

大きなサイズで見る(全27件)

the peggies(撮影:河本悠貴)

the peggies(撮影:河本悠貴)[拡大]

今年で3回目を迎えるこのイベントには、凛として時雨KEYTALKNICO Touches the Wallsに加え、オープニングアクトとしてthe peggiesが登場した。開場時間にパフォーマンスを行ったthe peggiesは、キャッチーなメロディと北澤ゆうほ(Vo, G)のキュートなボーカルを生かしたポップナンバーを熱演。初めて彼女たちのライブを観る観客も多かったようだが、2曲目の「どきどき☆レボリューション」では自然とハンドクラップが起き、ラストナンバーの「僕らの戦争」では大きなコール&レスポンスが響くなど、たちまち会場を魅了していた。

TK(撮影:河本悠貴)

TK(撮影:河本悠貴)[拡大]

続いてイベントのトップバッターとして登場したのは凛として時雨。待ち焦がれたオーディエンスの歓声に迎えられたメンバーは、手慣らしにそれぞれの楽器を軽く鳴らす。そして1曲目として「abnormalize」をプレイし、性急なアンサンブルでフロアの熱を高めた。中盤でプレイされた「DISCO FLIGHT」以降から3人のアンサンブルがぐっと緊密になりオーディエンスを圧倒していく。

この日の時雨のライブ中でもっとも大きな歓声があがったのは、ライブ初披露となる新曲「Enigmatic Feeling」だった。TK(Vo, G)の奏でるドライブ感のあるギターが鳴った瞬間にフロアに高揚感が漂い、観客は激しくスピーディなサウンドにあわせて体を揺らした。またライブの後半で披露された「illusion is mine」では345(B, Vo)の浮遊感のある歌声を軸に壮大な音世界が紡ぎ出され、「Telecastic fake show」や「nakano kill you」ではTKの鋭利な歌声が観客を刺激していた。

KEYTALK(撮影:河本悠貴)

KEYTALK(撮影:河本悠貴)[拡大]

KEYTALKはしょっぱなからエネルギッシュなパフォーマンスを展開。MCでは先輩バンドに挟まれ緊張していると言っていた4人だが、そんな空気は微塵も感じさせず、「MABOROSHI SUMMER」「コースター」といったハイボルテージなダンスチューンの連続投下でオーディエンスを踊らせる。MCでは小野武正(G)のムチャ振りで寺中友将(Vo, G)がMr.Childrenの桜井和寿の声真似をしながら「今日は本当に楽しいね。赤坂最高」とオリジナルのメロディを付けて即興で歌い上げるなど、メンバーは随所で芸達者ぶりを発揮する。そしてバンドは終盤で「太陽系リフレイン」「MONSTER DANCE」というライブの定番曲を2連発。全編にわたって弾けるようなセッションを繰り広げ、バンドの勢いをオーディエンスに印象付けた。

NICO Touches the Walls(撮影:河本悠貴)

NICO Touches the Walls(撮影:河本悠貴)[拡大]

トリを務めたNICO Touches the Wallsは、光村龍哉(Vo, G)の「いけますか?」という言葉から「天地ガエシ」を骨太なアンサンブルで奏でた。テンポが加速する曲の後半では、フロアにモッシュが起こる場面も。ギターの複雑な絡みが炸裂する「チェインリアクション」、アッパーな「妄想隊員A」と続けたあと、光村が口を開き「今日は昔から仲のいい時雨に呼んでもらえてうれしいです。てっきり時雨がトリかと思っていたんですが……『時雨おかえり』っていうのを言いに来ました」と、この秋から本格的に再始動した盟友にメッセージを送った。そしてインディーズ時代に会場近くのスタジオで生まれたという「image training」を演奏し、清涼感のある空気を会場に送り込んでいく。後半は「ストロベリーガール」という少々マニアックなナンバーを織り交ぜつつ、ラストはライブの鉄板曲「THE BUNGY」で飾ったNICO。光村は「2014年東京ラストライブです。来年お会いしましょう。よいお年を!」と師走らしい挨拶を叫び、3度目の「DECEMBER'S CHILDREN」を成功へと導いた。

この記事の画像(全27件)

「DECEMBER'S CHILDREN」
2014年12月6日 赤坂BLITZ セットリスト

the peggies

01. MOTTO
02. どきどき☆レボリューション
03. ボーイミーツガール
04. 僕らの戦争

凛として時雨

01. abnormalize
02. JPOP Xfile
03. テレキャスターの真実
04. DISCO FLIGHT
05. Enigmatic Feeling
06. illusion is mine
07. Telecastic fake show
08. nakano kill you

KEYTALK

01. トラベリング
02. sympathy
03. MABOROSHI SUMMER
04. MURASAKI
05. fiction escape
06. コースター
07. 太陽系リフレイン
08. MONSTER DANCE

NICO Touches the Walls

01. 天地ガエシ
02. チェインリアクション
03. 妄想隊員A
04. image training
05. Mr.ECHO
06. ストロベリーガール
07. ニワカ雨ニモマケズ
08. THE BUNGY

全文を表示

読者の反応

  • 6

🦀🚢 @az_ldm

久しぶりに観た時雨が、変わらずに時雨で、安心した一夜でした。
時雨、NICO、KEYTALK競演に沸いた赤坂BLITZ - 音楽ナタリー http://t.co/EGhSA4W2SW

コメントを読む(6件)

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 凛として時雨 / NICO Touches the Walls / KEYTALK / the peggies の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。