GLAY&亀田誠治が新作解説“最高のアルバム”

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本日11月4日、GLAYが東京・EX THEATER ROPPONGIにて明日11月5日にリリースされるニューアルバム「MUSIC LIFE」の先行試聴イベントを開催。抽選で選ばれたファンを前に、新作の聴きどころや制作の舞台裏を明かした。

GLAY

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亀田誠治にプロデュースをお願いするときの様子を再現するGLAY。

亀田誠治にプロデュースをお願いするときの様子を再現するGLAY。[拡大]

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イベントの前半では「MUSIC LIFE」より既発のシングル曲を除く7曲の試聴会を実施。観客はスクリーンに映し出される歌詞を観ながら、大音量で流れる新曲をじっくり楽しんだ。その後、MCのダイノジの紹介でジャケットを着用したメンバーがステージへ。TERU(Vo)は20年の歩みを振り返り「いろんなコラボできたのはうれしかったですね。バンドやっててよかったと思いました」と語ったほか、9月に終わった「GLAY EXPO」についても言及し「『GLAY EXPO』は最高の東北ライブになりました」と述べた。

TERU(Vo)

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TAKURO(G)

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「MUSIC LIFE」のプロデュースを手がけた亀田誠治をゲストとして迎えてからは新作の話に。まずはTAKUROが亀田にプロデュースを依頼した経緯について説明。ずっと一緒に仕事をしてみたかったことや、かつて「ap bank fes」の打ち上げ会場で、メンバー4人で亀田を囲み「俺たちのプロデュースをするか、こっから跳ぶかどっちかにしてください」と半ば脅し、「いい曲できたら持って来いや」「いっちょまえに売れる曲持って来いや!」と返事をもらったと冗談混じりに語る。すると亀田は「嘘ですよ! 一緒に作るならいい曲作ろうぜ、って言ったんですよ」と笑いながら反論。TAKUROも「そう言ってたんですよね」と同意し観客の笑いを誘った。

そしていよいよアルバム収録曲の生解説へ。「Only Yesterday」についてTAKUROは「ちょっと明るくてワクワクするビートをやってなかったなって。50曲くらい作って、亀田さんに聴いてもらって、今GLAYがやったら面白い曲を選んでもらった」「人を幸せにできるパワーのある曲にしようと思いました」と述べ、亀田は「多幸感、光が見えてくるような曲をちゃんと届けて行きたいなと思って、わりとすっと決まりました」と述べた。「祭のあと」の解説中にはTAKUROが、レコーディングでいいテイクが録れると亀田が踊っていたことや、TERUが歌をチェックしている最中に一緒に歌っていたエピソードなどが披露される。「こんなにミュージシャンをやる気にさせてくれるプロデューサーはいないですよ」と相性のよさをうかがわせた。

HISASHI(G)

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JIRO(B)

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高橋まことがドラムで参加した「浮気なKISS ME GIRL」については、TAKUROが憧れのアーティストとコラボができた喜びを語り、亀田がコーラスなど随所にBOOWYへのリスペクトが入っていることを明かした。「妄想コレクター」の解説では作詞作曲を手がけたHISASHIが率先して発言。「今回、調子がよくて歌詞があふれてきたんですよ。その結果リフレインがなくなりました。その結果、TERU殺し! 今回はすらすら筆が進みましたね。漢字が多いからブックレットが真っ黒!」と熱弁すると、TAKUROが「これはTERUの両親に怒られるパターンだと思うぞ。『HISASHIくん、歌詞が長いと思うの。この子にはキツいと思うの』って(笑)」とすかさずツッコミを入れて会場の笑いを誘った。病院の情景を描いた「Hospital pm9」についてはTAKUROが10年前にメロディができていたものの、亀田とのタッグによって完成に至ったことを明かせば、亀田も「曲を書いた人の人生が詰まってる」と絶賛する。そして「TILL KINGDOM COME」に話がおよぶと、JIRO(B)がドラムで参加した中村達也について言及。TERUの発案で共演が決まったものの憧れと緊張のあまり「断ってくんないかなーって思ってた(笑)」と語り、レコーディングでは「豪快なドラムに負けないフレーズと、お互い同じステージに立たないといけないっていうんで、すごい気合い入りましたね」と述べた。

バンドの歴史を凝縮したような歌詞が印象的な「MUSIC LIFE」については、TAKUROが「ここにたどり着くまでに4回くらい書き直した。虎の子を出しちゃった」と作詞に苦心したエピソードや、レコーディングの最後にメンバー全員でコーラスを入れたことなどが語られる。またJIROは「TERUはいつも優しいのに、歌入れになると厳しくて」と知られざるメンバーの一面を披露した。そして亀田はアルバムについて「メンバー1人ひとりの“MUSIC LIFE”が詰まってる。最高のアルバムができたと思ってる」とプロデューサーとして太鼓判を押した。

TERUと亀田誠治。

TERUと亀田誠治。[拡大]

その後、話はクラウス・フォアマンが描き下ろしたアルバムジャケットや、豪華盤に付く「BALLADE BEST☆MELODIES」「BALLADE BEST☆MEMORIES」、11月下旬から始まるツアーの内容などにおよんだ。TAKUROはアルバムジャケットで実現したコラボについて、「真面目にやってりゃいいことあるよ。音楽を信じ、仲間を信じ、自分を信じ20年やってきましたけど、こんなご褒美が待っているとは」と喜びを噛み締める。JIROはツアーについて「今回はGLAYなりのロックショーをやりたいなと思って。EXPOでできなかったことをやろうかと。映像とかにけっこうこだわって。音楽も楽しいし、映像を観てても楽しいし」と期待を煽り、TAKUROも「映像は体を張りますね。EXPOが真面目だったので、くだけた感じで」と視覚的にも楽しませる意志をのぞかせた。

「MUSIC LIFE」先行試聴イベントの様子。

「MUSIC LIFE」先行試聴イベントの様子。[拡大]

亀田から「GLAYにはこれから30周年、40周年、50周年、500周年? このまま突き進んでいっていただきたい」とエールが送られたところで、イベントも終盤へ。メンバーはそれぞれファンに感謝を伝え、これから始まるツアーが「絶対楽しいツアーになる」と断言。最後に新曲「さくらびと」のPVを上映し、イベントを締めくくった。

なお「MUSIC LIFE」の発売を記念して、GLAYは出川哲郎とのコラボ企画「YAVINE動画」を始動。刺激的な歌詞が話題の収録曲「百花繚乱」のサビをバックに出川が“ヤバい”ことに挑戦する動画を本日より約2週間にわたり公開していく。

※本文中BOOWYの2つ目のOは/付きが正式表記

※記事初出時、人名に事実誤認がありました。訂正してお詫びいたします。

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