7月からスタートしたマンスリーライブ「追加公演!」は、これまでにリリースしたオリジナルアルバムの各レコ発ツアーを再現するという趣旨の企画。4公演目となるこの日は、「disc physical」「disc mental」の2枚からなる4thアルバム「INNER KINGDOM(内なる王国)」を軸にした内容が用意された。ステージ上は色とりどりの布で華やかに装飾され、エキゾチックなムードを漂わせていた。
オープニングを告げたのは武並“J.J.”俊明(Dr)だけでなく渡會将士(Vo, G)、竹尾典明(G)、菅野信昭(B)もスティックを持ち、4人全員で打楽器を演奏する「african diabolo」。武並の強靭なビートを先導に、まずはダイナミックなセッションが繰り広げられる。ひとしきりフロアを沸かせたのち、渡會は「Africa」を歌い出し、ハンドマイクで前方に歩み寄りながらオーディエンスを煽った。
ライブは「disc physical」と「disc mental」の楽曲を織り交ぜながら進行。「Beautiful gene」ではマイケル・ジャクソン「BLACK OR WHITE」の一節を挟み、竹尾がマイケルの身振りを真似してみせたり、「Fish,Chips,Cigarettes」では曲中のブレイクで渡會が観客に元気よく「はい!」と言わせたりと、自由奔放なステージが展開される。MCでは来年2月にワンマンツアーを開催すること、未発表だった「追加公演!」最終回のタイトルが「追加公演! vol.6 大忘年会 ~1次会~」となることが明かされた。12月23日に実施される本公演では「2次会として150人限定でGARDENで飲み会をやる」と渡會から伝えられ、ファンは喜びの歓声を上げた。後半戦では「Tomorrow Never Knows」「GENERATeR」「TOUGH!!!」とアッパーチューンが場内を席巻。本編は代表曲の1つ「LOVE」で締めくくられた。
アンコールでは最新作の表題曲「Stomp the Earth」のイントロでとり入れられているハンドクラップを、観客が再現するという試みが行われる。渡會は「それでは皆さま、お手を拝借!」とライブには似つかわしくないセリフで協力を仰ぎ、2度の練習を経てクラップのタイミングがばっちりと決まると満面の笑みを見せた。そして最後には「MOTHER ROCK」の音源の後半に収められている、1980年代のスタジアムロックを彷彿とさせるナンバーが披露される。渡會は片言で話して海外アーティストの来日公演かのように振るまい、フロアに降りてオーディエンスとハイタッチ。会場中に笑顔があふれる中、4回目の「追加公演!」は幕引きとなった。
FoZZtone「追加公演! vol.4 ~INNER KINGDOM~」
2014年10月22日 下北沢GARDEN セットリスト
01. african diabolo
02. Africa
03. Keller Water
04. Discommunication Breakdown
05. Beautiful gene
06. Fish,Chips,Cigarettes
07. Club Rubber Soul
08. Crocodile bird reaction
09. -Planaria fever-
10. half myself
11. blow by blow
12. MOTHER ROCK
13. Tomorrow Never Knows
14. GENERATeR
15. TOUGH!!!
16. LOVE
<アンコール>
17. Stomp the Earth
18. Stairway to you
19. MOTHER ROCK
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