キャナァーリ倶楽部が渋谷で9人最後の単独ライブ

キャナァーリ倶楽部が11月9日、Shibuya O-EASTにて単独ライブ「キャナァーリ倶楽部ライブ2008秋 ～渋谷でキラキララ～」を行った。

8月にリリースされた通算5枚目のシングル「瞳がキラキララ」を引っさげて開催された今回のライブ。昼夜の1日2回公演が行われ、同じNICE GIRL プロジェクト！に所属するTHE ポッシボーやカレン、かのん（ナイスガールμ）がゲストとして華を添えた。

会場が暗転すると、会場に用意されたスクリーンにキャナァーリ倶楽部9人の姿が映し出され、フロアに集まったファンを煽る。続いてステージに9人が登場すると、ライブは「Rainy～雨に打たれて～」からスタート。シングル「瞳がキラキララ」のジャケット衣装を纏った彼女たちは、キレのあるダンスとパワフルなボーカルでファンを魅了した。最年少メンバーのえり～なは腰を痛めていることもあり、この日のライブは椅子に座って参加。ダンスには参加できないものの、曲間で手拍子などを入れてフロアを煽っていた。

ライブ中盤では、各メンバーのソロコーナーも用意。おがまなは11月19日リリースのソロデビュー曲「スッピンロック」で迫力ある歌声をファンを魅了。「学園生活」ではごとぅ（THE ポッシボー）とのデュエットも披露するなど、キャナァーリ倶楽部とは異なる一面を見せてくれた。

このほか年長組のあゆべえ＆まっちゃんは、まっちゃんのアコースティックギターを取り入れた「FOREVER～あなたに会いたい～」や、GAMのカバー「メロディーズ」でステージをセクシーに演出。いくっち＆りっぽんは「I'm a lady～じれったい私～」（時東ぁみのカバー）、みっきー・おっきゃん・うっちーは「夢を信じて」（南青山少女歌劇団のカバー）でそれぞれの個性を見せつけ、いくっちは巧みな話術で落語を披露した。キャナァーリ倶楽部が単なるアイドルではなく、一筋縄ではいかないグループであることが伺えた瞬間だった。

また、ゲストとして登場したTHE ポッシボーも新曲「愛のエナジー」など計2曲を熱唱。かのんやカレンといったソロアクトも、フロアを盛り上げるのに一役買っていた。

制服風の衣装に着替えたキャナァーリ倶楽部の9人が再びステージ上に揃うと、エンディングに向けて「SWEET & TOUGHNESS」「Dream on dreams」などアッパーな曲を連発。本編ラストは新曲「瞳がキラキララ」で熱い盛り上がりをみせ、大興奮のライブは終了した。

フロアからはアンコールを求める声援や拍手が鳴り響く。数分後に、Tシャツに着替えた9人がステージに登場。メンバーひとりひとりが、この日のライブの大成功について感謝の言葉を述べていった。ここで、りっぽんのグループ卒業が本人の口から発表。会場からはどよめきが起こったものの、続くあゆべえの「お互い別々の道を歩むことになりますが、今後もキャナァーリ倶楽部そしてりっぽんの応援、よろしくお願いします！」の言葉に、フロアからはあたたかい拍手が鳴り響いた。

アンコールで披露された「ニシキカザレ」では、これまで以上に心を込めて歌う9人の姿が印象的だった。この9人によるキャナァーリ倶楽部の単独ライブはこれが最後となるだけに、メンバーもファンも感慨ひとしおだったはず。ステージ上と客席は最高の笑顔に包まれ、約2時間にわたるピースフルなライブは幕を閉じた。

キャナァーリ倶楽部ライブ2008秋 ～渋谷でキラキララ～＠Shibuya O-EAST セットリスト

01. Rainy～雨に打たれて～
02. ドキッ！こういうのが恋なの？
03. FAITH!（フェイス）
04. ピカピカ！
05. HAPPYやなぁ！
06. Lonely Moon / おがまな
07. スッピンロック / おがまな
08. 学園生活 / おがまな、ごとぅ
09. 愛のエナジー / THE ポッシボー
10. 愛してGIVE ME / THE ポッシボー
11. 恋のハニースイ～トエンジェル / かのん
12. 星降る街角 / カレン
--落語：いくっち--
13. FOREVER～あなたに会いたい～ / あゆべえ、まっちゃん
14. メロディーズ / あゆべえ、まっちゃん
15. I'm a lady～じれったい私～ / いくっち、りっぽん
16. 夢を信じて / みっきー、おっきゃん、うっちぃ
17. 卒業式～大人になる1ページ～
18. SWEET & TOUGHNESS
19. Dream on dreams
20. アン ドゥ トゥロワ MIRACLE
21. 瞳がキラキララ
--ENCORE--
E1. ニシキカザレ