THE BAWDIES×イーライ合同ツアーで濃厚ソウルセッション

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THE BAWDIESとイーライ・ペーパーボーイ・リードの合同ツアーが12月15日から18日にかけて、東名阪で行われた。ナタリーではこのうち、12月15日に東京・新木場STUDIO COASTで開催されたツアー初日の模様をレポートする。

THE BAWDIESとイーライ・ペーパーボーイ・リードのセッションの様子。(撮影:橋本塁)

THE BAWDIESとイーライ・ペーパーボーイ・リードのセッションの様子。(撮影:橋本塁)

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THE BAWDIESとイーライ・ペーパーボーイ・リードのセッションの様子。(撮影:橋本塁)

THE BAWDIESとイーライ・ペーパーボーイ・リードのセッションの様子。(撮影:橋本塁)

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ライブ終了後のTHE BAWDIESとイーライ・ペーパーボーイ・リード。(撮影:橋本塁)

ライブ終了後のTHE BAWDIESとイーライ・ペーパーボーイ・リード。(撮影:橋本塁)

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THE BAWDIES(撮影:橋本塁)

THE BAWDIES(撮影:橋本塁)

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イーライ・ペーパーボーイ・リード(撮影:橋本塁)

イーライ・ペーパーボーイ・リード(撮影:橋本塁)

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昨年春、バンド結成のきっかけとなった憧れのバンド、The Sonicsとの競演を果たしたTHE BAWDIES。今度は最大のシンパシーを寄せる同年代の白人ソウルシンガーとのジョイントツアーが、ここ日本で実現した。ライブはTHE BAWDIESがトップバッターを飾り、いつもはライブ終盤に演奏されることが多い「YOU GOTTA DANCE」を1曲目に披露して会場を揺さぶった。ROY(Vo, B)は「日本でどれだけロックンロールとソウルミュージックが愛されているかを証明しましょうか!」と叫び、「LONELY MAN」「IT'S TOO LATE」「YEAH」と激しいナンバーを連発。MARCY(Dr)は観客の声援をかき消すような激しいビートを刻み、JIM(G)とTAXMAN(G, Vo)はステージ上を縦横無尽に動きながらアグレッシブにギターをかき鳴らす。ライブの合間にはJIMが「ヤバい! 今日、チョー楽しい! どうしよう?」と満面の笑みで話す一幕も。ROYも「今日はめっちゃ興奮してまして。TAXMANなんて、さっき鼻血を出しましたからね」と、メンバーがイーライとの競演を熱望していたことを明かした。

ライブ中盤では「今日は特別な日ってことで、カバーをやりたいなと」というROYの合図に続いて、レイ・チャールズ「MESS AROUND」、The Five Du-Tones 「SHAKE A TAIL FEATHER」を演奏。その後は最新シングル「THE SEVEN SEAS」やTAXMANが歌う「MY LITTLE JOE」、ヒットシングル「ROCK ME BABY」「HOT DOG」を立て続けに披露する。いつも以上に熱のこもった演奏を聞かせる彼らは、最後に「KEEP ON ROCKIN'」「A NEW DAY IS COMIN'」とアッパーチューンを連発して、約1時間にわたるステージを終えた。

続くイーライのライブでは、まずバンドメンバーが演奏を始めると、キーボーディストの呼び込みに続いてイーライがステージに登場。マイクの前に立ったイーライはいきなりパワフルなシャフトを聞かせ、満員のフロアを熱狂させる。曲によってギターをかき鳴らしながら熱唱するイーライは、ステージ狭しと動き回りながら存在感のある歌声を聴かせていった。また曲によっては観客に手拍子やコールアンドレスポンスを求め、頭数曲で会場の一体感をピークまで高めた。

MCになるとイーライは「Tokyo! How do you feel?」や「Amazing!」といった言葉を連発し、観客からの最高のリアクションに喜びを隠しきれない様子。ライブ中盤では「ROYはディープなソウルミュージックファン。この曲をROYに捧げるよ」と言って「Time Will Tell」をプレゼントする場面もあり、イーライのステージを初めて観た観客が多いにも関わらず、この日のライブは終始ピースフルな空気の中進行した。またこの日は来年リリース予定のニューアルバムからの新曲も多数演奏され、ほかの楽曲同様に好意的に受け入れられた。最後にパフォーマンスした「Explosion」ではその激しい演奏に応えるように、フロア前方にモッシュする観客も発生。THE BAWDIESのライブにも負けない盛り上がりの中、ライブ本編は終了した。

観客の熱狂的なアンコールに導かれてステージに再登場したイーライはバンドメンバーの紹介を交えつつ、ビヨンセ「Love On Top」のカバーで本家とはひと味違った魅力を提示する。そしてTHE BAWDIESのメンバーをステージに呼び込んでセッションすることを告げると、フロアにこの日一番と言える大歓声が鳴り響いた。Tシャツに着替えたTHE BAWDIESのメンバーはそれぞれギターやタンバリンなどを手にし、ハンドマイクを持ったROYとイーライの合図にあわせてレイ・チャールズ「What'd I Say」のカバーをセッション。曲中ではJIMやTAXMAN、そしてイーライのバンドメンバーたち1人ひとりにソロパートが与えられ、さらなる盛り上がりを見せる。大興奮のうちにセッションが終了すると、TAXMANがTHE BAWDIESのライブで恒例となった「ワッショイ!」をイーライたちと一緒にやることを提案。ROYが英語で「ワッショイ!」を説明するも、よく理解できていないイーライたちはTAXMANの見よう見まねでアメリカンスタイルの「ワッショイ!」を披露して、笑顔でステージを降りた。こうして2時間半にわたる最高なロックンロール&ソウルミュージックの宴は、大成功のうちに幕を下ろした。

Eli "Paperboy" Reed × THE BAWDIES JAPAN TOUR 2013
2013年12月15日(日)東京都 新木場STUDIO COAST セットリスト

THE BAWDIES

01. YOU GOTTA DANCE
02. LONELY MAN
03. IT'S TOO LATE
04. YEAH
05. LEMONADE
06. MESS AROUND
07. SHAKE A TAIL FEATHER
08. I'M IN LOVE WITH YOU
09. THE SEVEN SEAS
10. MY LITTLE JOE
11. ROCK ME BABY
12. HOT DOG
13. KEEP ON ROCKIN'
14. A NEW DAY IS COMIN'

Eli "Paperboy" Reed

01. The Satisfier
02. Name Calling
03. Well, All Right Now
04. Grown Up
05. It's Easier
06. Stake Your Claim
07. Take My Love With You / You Can Run On
08. I'm Gonna Getcha Back
09. Time Will Tell
10. Not Even Once
11. Shock To The System
12. Come And Get It
13. Explosion
<アンコール>
14. Love On Top
15. What'd I Say [session with THE BAWDIES]

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