日本語ラップ最前線レポート (2026年3月号) [バックナンバー]
セルフプロデュースアーティストksr:3 / 人間味あふれるkillwiz / 予想外の動きで魅せたlymph / 謎の才能octopus nakamura / スキルフルな新世代younyamahashi
EBISU BATICAスタッフが語る今月のラッパーの“カマし”
2026年4月11日 12:00 1
謎の才能・octopus nakamura
この日はkillwizさん以外もみんなカッコいい人を集めたんですけど、一番楽しかったのがoctopus nakamura(オクトパスナカムラ)。去年の12月末に「crux」ってイベントでKiannaくんを呼んだときに、Kiannaくんに「彼もラッパーでライブやるんでぜひ」って紹介されたんですよね。
nonono (p.Whyslow)
別にそれがあったから押してるわけではまったくないんですけど、やっぱりKiannaくんと絡んでるぐらいだし、ビートもラップもセンスがあって。今はまだリリースしていないんだけど、ライブではこれから配信する曲をたくさん歌っていて、盛り上げるのも上手でした。この名義でライブするのはこの日が初で、出番は2番手とかだったんで、まだお客さんもそんなに入ってなかったものの、盛り上がり方がハンパじゃなかった。そこにいた演者含めて、みんなつかんでたんですよね。その後もほかの出演者のライブを観たり、パーティを楽しんでいて、人柄的にもすごく好きですね。Kiannaくんに紹介してもらったけど、Kiannaくんとは分けて評価したいなと。
あと、この日で言うと、Filix王(フィリックスワン)くんは最近すごく好きですね。元芸人ということもあってリリックの面白さはやっぱりあるし、ずっと活動しているだけあってラップもうまい。Sad Kid Yazとかと同じ世代なので、そこに対するジェラシーとまではいかないですけど、カマさなきゃという思いもあるっぽくって、それは歌詞や動き方に反映されてる感じがありますね。
【王kitchen】鮮肉店freestyle/Filix王 (official cooking video)
スキルフルな新世代younyamahashi
3月6日に「pack'in vol.2」というイベントがあって、これはDJとしても出演しているjulihamというコが企画したパーティなんですけど、ライブアクトはhyunis1000、ISLND、CV、Kyrie、ssdierと、わりとしっかり基盤がある人が出演していて。その中で紹介したいのがyounyamahashi。めちゃくちゃ若いのに非常にスキルが高くて「次の世代が出てきた」という感じがあります。
younyamahashi「tie on my neck」
younyamahashiはhedoくんと仲がいいんですけど、特に何か界隈に属している感じではなさそうですね。もともとはSoundCloudで楽曲を発表していて、1月に5曲入りのEP「Nel Nap」をサブスクでリリースしました。ビートはジュークとかダンスミュージックに近くて、ライブはクールな感じですね。これからいろいろ試行錯誤していく段階だとは思いますけど、このままの感じで進んでいってもらえたらという感じで見ています。
その場でメールを送れるトークイベント
この間も紹介したんですけど、Legal nerd boyzのポッドキャストの収録イベント「『堪能あれ』LNB実家の布団 × ライブイベント」が3月13日にあって、やっぱりいいイベントでした。ファンもなんか丁寧な方々というか、すごくいい客層をつかんでるなと。3人のライブを経て収録トーク、という流れで、やっぱりポッドキャストをやってるだけあってトークは上手でした。ファンが喜ぶような話をするとかじゃなくて、普通に聴いてて面白かったと思います。
当日会場内にQRコードが貼ってあって、ライブ中にその場でメールを送れたんですよね。それでトーク中、そのメールに答えるという試みをしていて。BATICAの使い方として面白いし、こういうイベントが増えてくれたら僕的にすごくうれしいですね。
4月は15周年興行企画5DAYS
4月はBATICAの15周年を記念した周年興行が11、18、22、25、29日の5日間にわたって開催されるので全部来てほしいです。
DAY1「BRIDGETHEGAP」
11日はこの連載で1月に紹介したパーティ「BRIDGETHEGAP」で、なんと言っても
DAY2「KAN7WEST FES」
18日はDJクルー・kan7westが、Ryugo Ishida、SpiderWeb、SENA, Aroma-T & Awki Sonic、
DAY3「focus × Brighten」
22日はオーガナイザーの翡翠くんのイベント「Brighten」とBATICAのイベント「Focus」の合同企画です。「Brighten」はアーティスト3組くらいとオープニングアクトという並びでやっているので、それに沿ったラインナップを考えたんですけど、実力派クルーのCBSを軸として、
DAY4「MATSURI」
25日は前任の店長の企画で、
DAY5「crux」
29日の「crux」は、僕だけでブッキングしたイベントで。「crux」はさっき話に出たDJ Real Lifeこと山本がBATICAの13周年のときに始めたイベントなんですけど、その後、彼が辞めて1カ月後くらいに、僕も日本語ラップのイベントをやりたいというときにイベント名をもらったんですよ。今回出てもらう中で、
店舗情報
EBISU BATICA
クラブとライブハウスの両方のよさを引き出し、違った感性と人を紡ぐ新しいコミュニティ作りの場として、多種多様なシーンに対応するイベントスペース。1Fは40名前後、2Fは80名前後のキャパシティで、ドラムセット、アンプ、プロジェクターなども備えている。DJやライブイベント、展示からウエディングパーティに加え、飲み会、結婚式二次会、試聴会、プレス向け発表会、展示会、各種撮影など、さまざまな形態での利用が可能となっている。
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音楽ナタリー @natalie_mu
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3月にBATICAでカマしたラッパーを紹介
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