せっかくやるなら、とんでもないのを
今回のツアーは最新アルバム「Su」を携え、昨年11月の上海公演を皮切りに国内外で行われてきた。渋谷の地元・大阪で行われたファイナル公演では、開演前からビジョンに映る映像に合わせてファンの歌声が響く中スタート。バンドのセッションを経て渋谷が登場し、「繋がる -Su ver.」そして「Nekonome」と、アルバム「Su」の収録曲でライブの幕開けを飾った。「アオ」のハッピーなサウンドで会場を温めたあとは「人間讃歌」の力強いボーカルで観客を圧倒。客席に大きな拍手を巻き起こした。
渋谷はツアーを「非常に楽しい時間」と振り返りつつ、最終日の意気込みを「せっかくやるなら、とんでもないのをやりたいね!」と語る。天井に照明でタンポポが描かれた「ダンデライオン」や、ジャジーなアレンジが光る「with U」で多彩な表現力を見せたあとは「ストライクゾーン」へ。この曲では客席から1人の少年をステージに招き、渋谷が肩を組んでともにタオルを回す。ジャンプで曲を締めくくった少年に大歓声が送られると、渋谷も「学校でいっぱい自慢するように(笑)。ありがとうな」と笑顔で送り出した。
30周年は「できる限り感謝をお伝えできる年に」
MCで渋谷は「ヤバいっすね。アホばっかりってことがわかりました(笑)」という愛のある憎まれ口を叩いてみせる。アルバム「Su」の話になると「人と何かを作るっていうことが楽しいです……本当に。1人ではできないことでも、誰かと一緒ならやれたりするし、たどり着けないとこに行けたりするし。楽曲がツアーやライブを重ねることで客席の皆さんと一緒にどんどん変化していくのも改めて楽しい」と語り、地元で迎えた最終日を「今の自分の姿をここ大阪のツアーファイナルで見ていただけるってことがうれしいです」と喜んだ。さらに今年、芸能生活30周年を迎えることにも言及し「いつも応援してくださっている皆さん、周りで一緒にやってくださっている方々のおかげ。できる限り感謝をお伝えできる年にしたいなと思ってるんで楽しみにしていてください」と、ファンの期待を高めた。
後半はアコースティックギターの音色に乗せて「マリネ」を披露。さらに「月と東京」を情感たっぷりに歌い上げると、シームレスに「Jam Jam Jam」へとつなぎ、再び場内のギアを上げる。「心の底からアホになるで!」と告げた「ココロオドレバ」では観客と“アホアホダンス”に興じて盛り上げた。「Su」のイントロの口上では「いろいろあんのはな、今日のライブのためやろ!」と叫び、オーディエンスのボルテージを最高潮に引き上げる。さらに「ベルトコンベアー」など4曲をメドレーで畳みかけ、魂を削るようなパフォーマンスを展開した。
歌を聴いてもらえる人生で本当に幸せ
本編最後に渋谷は「独立してからしんどいことのほうが今んとこ多かったけど、でもここからはもうはっきり言えるわ。自分で手に取るようにわかるし……もうなんか、うん。そういうの全部越えたから」と思いを明かす。そして「思い切りやるだけやねん! もし、こんなんがええなあって思ってくれたらまた来てください。今日みたいに全部吹っ飛ばしてやるから」と観客に告げ、アルバムでもラストを飾るナンバー「ひとひら」を穏やかな表情で歌い、ファンの合唱と声を重ねて締めくくった。
“すばるコール”に応えて始まったアンコールでは「えー、造花のコーナーです。アンコールやるつもりで出てきました(笑)」とぶっちゃけて笑いを誘いつつ「赤い花」でリラックスした歌声を届けた渋谷。「こうやって皆さんに歌を聴いてもらえる人生で本当に幸せです。長生きします!」と語り、最後は桜の花びらが舞い散る中で「さらば」を熱唱してツアーの幕を閉じた。
終演後のスクリーンでは今回のツアーの東京・日本青年館ホール公演の映像作品化、ファンミーティングツアーの開催、芸能生活30周年記念ツアーの開催が一挙に発表された。30周年ツアーの初日は渋谷の誕生日である9月22日に大阪・大阪城音楽堂で行われる。チケット情報などの詳細は後日発表予定。
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@natalie_mu 地元凱旋おめでとう!最後まで駆け抜けた姿がかっこよかったです。