憧れの「東京ゲームショウ」を初体験！話題の次世代ゲームをひと足先に遊んできました

取材 / 倉嶌孝彦・橋本尚平 文 / 橋本尚平 撮影 / 上山陽介 ヘアメイク / 大須賀昌子 題字 / のっち

心強い2人のメンバーとともに、初めてのTGSに突入！

打ち合わせで今回の取材先がTGSに決まると「わっ、ゲームの連載っぽい！」と喜んでいたのっちさん。ワクワクしながら、ゲームビジネス関係者のみ入場可能な「ビジネスデイ」である9月15日にお邪魔してきました。

以前からTGSに憧れの気持ちがあったというのっちさんですが、実際に会場に足を運んだのはこの日が初めてで、どこをどう回ればいいのか全然わかりません。そこで今回は、1人で回るのが不安なのっちさんのために識者の方々にご協力いただきました。

来ていただいたのは「週刊ファミ通」編集長の嵯峨寛子さんと、日経BPの田辺太陽さん。嵯峨さんはこの連載の第1回で「週刊ファミ通」編集部を訪問した直後の2020年4月に就任した同誌初の女性編集長で、田辺さんは東京ゲームショウ事務局長を務めています。この心強いメンバーとともに、嵯峨さんが選んでくれた「初めてTGSに来た人にオススメのブース」を中心に歩いていきます。

東京ゲームショウの初回が開催されたのは1996年。最初の数年間は年2回開催だったため、今年で32回目を迎えました。そんな話を田辺さんに教えてもらい、「えっ！ そんなに前からやってたの!?」と驚くのっちさん。積み重ねられた歴史の重みを感じながらホールに足を踏み入れ、そこに広がるにぎやかな光景に「うっわー！ 楽しそう！」と思わず声を上げました。

のっちさんが出演者としてでなくお客さんとして幕張メッセのホールに来るのは、Arctic Monkeysが観たくて行ったという2014年の「SUMMER SONIC」以来だそう。「やっぱり、音楽フェスをしてるときの幕張メッセとは全然違いますね」「こういうたくさんの企業が出展してるイベントって、化粧品とか自動車とかのしか行ったことがなくて。どこを見ても楽しそうで、こんなに目移りする展示会に来たのは初めてです……！」と声を弾ませます。

最初にやってきたのはスクウェア・エニックスのブース。3年ぶりに復活した、毎年恒例の大型スクリーン「メガシアター」を観に来ました。

「メガシアター」ではスクウェア・エニックスの新作タイトルのトレーラーを次々と上映中。スクリーンは通路に面していて、たくさんの人々が足を止めて見入っています。

のっちさんが到着したときに流れていたのは、10月発売の「ドラゴンクエストX 　オンライン　オールインワンパッケージ　version 1-6」と、「ドラゴンクエストモンスターズ」シリーズの流れを汲むスピンアウト作品として12月に発売される「ドラゴンクエスト トレジャーズ　蒼き瞳と大空の羅針盤」の紹介映像。「最近『ドラクエX』のオンラインを始めました」というのっちさんにとってちょうどいいタイミングだったようで、大画面で流れる映像に「すごーい！」と拍手していました。

嵯峨さんによると、毎年この大きなディスプレイの前のスペースで、たくさんの人々がひたすらスクリーンを眺める光景がTGSの風物詩になっているとのこと。「新情報を知るだけならYouTubeとかでもできるんですけど、やっぱりここにみんなで集まって大画面で観るのが楽しみの1つなんですよね」と嵯峨さんが言うと、のっちさんは「たくさんの人たちと一緒の空間で、ワクワクしながら同じ映像を観るっていい体験ですよね」と共感していました。

「ほかにもこのブースでは、これから発売されるスクエニタイトルを紹介したパンフレットを配っているので、ぜひそれをゲットしていただきたいです」と嵯峨さんに誘われて、のっちさんはパンフレットをもらいに行くことに。

もらったパンフをさっそく開いてみると、そこにはのっちさんが大好きな「ニーア オートマタ」のNintendo Switch版発売に向けたビジュアルが見開きで掲載されていました。のっちさんは「これマジでいい紙使ってます！ 高級感が違いますね！」と、パンフを抱えてとてもうれしそう。

次にやってきたのはKONAMIのブース。ここでは2023年発売予定の「スーパーボンバーマン R 2」が試遊でき、ブース内のステージではお笑い芸人たちがこのゲームで白熱のバトルを繰り広げていました。

「スーパーボンバーマン R 2」には1人で遊べる「ストーリーモード」、おなじみの対戦やチーム戦、最大64人でのバトルロイヤルが楽しめる「バトルモード」に加えて、お宝獲得を目指す“アタックサイド”とお宝を守る“キャッスルサイド”に分かれて戦う新バトルモード「キャッスル」が追加されています。

今回のっちさんたちは通常ルールでの4人対戦でプレイ。のっちさん、嵯峨さん、田辺さんだけでは1人足りないので、音楽ナタリー編集部の倉嶌が参加することになりました。

ゲームがスタートするなり4人は大盛りあがり。前作「スーパーボンバーマン R」はプレイしたことがあるというのっちさんでしたが、結果は音楽ナタリー倉嶌が接待なしの遠慮のないプレイであっという間に2連勝しました。

なお、ここで「スーパーボンバーマン R 2」を試遊した人は、もれなくオリジナルエコバッグがもらえます。かわいいデザインで、のっちさんもうれしそうです。

同じくKONAMIのブース内にはサッカーゲーム「eFootball」のコーナーもあり、そこにはスペシャルフォトカードが作れる写真スタジオも。

ここで撮影してもらうとその場でフォトカードを作ることができ、さらにその画像データをダウンロードできるQRコードももらえます。のっちさんもサッカー選手になりきって、ボールを構えてポーズ。ちなみに普段スポーツゲームはプレイするのか聞くと、「サッカーのゲームはやったことはあるんだけど、負けるととにかく悔しくなっちゃうから、性格的にあんまり向いてないのかなと思った（笑）」と話していました。

続いてカプコンのブースに向かうと、「モンスターハンター」のコーナーに等身大のガルクが飾られていました。「わっ、ガルクってこんなに大きいんですね。思ってたより全然大きかった」と言いながらのっちさんが近寄ると、なんとそこにはたまたま居合わせたモンハンシリーズのプロデューサー・辻本良三さんの姿が。この連載で前回会ったばかりで早くも再会した2人は、ガルクを囲んで一緒に記念撮影。のっちさんは「TGSって、すっごい有名人にばったり会えたりするんですね……」と驚いていました。

ちなみに今年は残念ながら乗ることはできませんでしたが、去年のカプコンのブースではガルクに乗ることができたとのことで、嵯峨さんもまたがって写真を撮っていたそうです。