13日の金曜日にちなんで、会場の内装やステージセットまでこだわったこのイベント。髭(HiGE)のマスコットアイコン・ハイジのホラー仕様のオブジェのディスプレイや、スタッフがジェイソンの仮面をつけ会場を動き回るという徹底ぶりが目を引く。
そんな普段とはひと味違う雰囲気の中、ライブは「ロックンロールと五人の囚人」からスタート。のっけからのキラーチューンにフロアは早くも大興奮。続いてドアーズの名曲「ハートに火をつけて -Light My Fire」が披露されると、会場は一瞬にしてサイケデリックな雰囲気に。その後も「首謀者に告ぐ」「寄生虫×ベイビー×ゴー!」「i'm so sick」「ダーティーな世界(Put your head)」など、新旧問わずファンキーな楽曲からメロウチューンまでバラエティに富んだ選曲でファンを楽しませた。
中盤では、「6人目のメンバーです」という紹介とともに、うさぎの被り物をしたスーツ姿のDJシラフが登場。ミラーボールがゆっくりとフロアを照らす中、新曲「Electric」が数十分にわたり演奏され、オーバーヒート気味だったフロアをチルアウトさせた。
「ハートのキング」で本編が終了した後、アンコールの拍手に迎えられステージに戻ってきたメンバーたち。須藤寿(Vo/G)が「今夜はアンコールが特別に身に沁みます」と語った後、「王様はロバのいうとおり」「MR.アメリカ」を演奏。「今夜は楽しかったよ」という言葉を残しステージを潔く去った。そこで、ライブ終了と思いきや、アンコール後もジェイソン姿のスタッフによるDJプレイは続きオーディエンスを盛り上げる。
十数分後、フロアを埋め尽くすファンの期待に応えるように、メンバーがステージに再登場。「これからが本当のアンコールタイム!」という言葉に続いて「ボニークライド」「下衆爆弾」を披露。13日の金曜日にふさわしい攻撃的なパフォーマンスで終幕した。
なお、中盤に演奏された「Electric」は、インディーズ時代からおなじみの「Acoustic」をエレクトロな要素を取り入れリメイクしたもの。7月16日に約40分にもおよぶワンソングアルバムとしてリリースされ、同日には東京・LIQUIDROOM ebisuで完全再現を試みるスペシャルライブが行われる予定だ。チケットの一般発売は、6月21日からスタート。
2008年6月13日 川崎CLUB CITTA'
CLUB JASON セットリスト
01.ロックンロールと五人の囚人
02.ハートに火をつけて -Light My Fire
03.首謀者に告ぐ
04.寄生虫×ベイビー×ゴー!
05.ヒサシ.カリメロ
06.I'm so sick.
07.ブラッディ・マリー、気をつけろ!
08.ギルティーは罪な奴
09.Electric
10.白い薔薇が白い薔薇であるように
11.黒にそめろ
12.ハリキリ坊やのブリティッシュ・ジョーク
13.ダーティーな世界(Put your head)
14.溺れる猿が藁をもつかむ
15.ハートのキング
EN01.王様はロバのいうとおり
EN02.MR.アメリカ
DOUBLE EN01.ボニー&クライド
DOUBLE EN02.下衆爆弾
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音楽ナタリー @natalie_mu
髭(HiGE)が6月13日に神奈川・川崎CLUB CITTA'で自主企画イベント「CLUB
JASON」を開催。二度にわたるアンコールを含め全19曲を披露し大勢のファンを魅了した。 http://natalie.mu/news/show/id/7714