“卒業するヤツら”に向け歌手・矢口真里が涙で熱唱

本日3月5日に東京・東放学園ミュージックカレッジにて、ライブイベント「卒業するヤツら限定！ 矢口真里・エアバンド『青春』熱唱ライブ！」が開催。このイベントに、「青春 僕 / 青春 俺」の両A面シングルを3月25日にリリースする矢口真里とエアバンドが出演した。

このイベントは今春卒園・卒業する人を対象に行われた無料招待制ライブ。会場は約2000通の応募の中から選ばれた、ラッキーな観客によって埋め尽くされた。

イベントはまず、エアバンドが登場し「青春 俺」を披露。人気番組「クイズ！ヘキサゴンII」から生まれたユニット・エアバンドは、山根良顕（B/アンガールズ）、波田陽区（Dr）、岡田圭右（Vo/ますだおかだ）、庄司智春（Vo/品川庄司）、金剛地武志（G/yes, mama ok?）、田中卓志（Key/アンガールズ）の6人組。“エア”ながらも迫力あるパフォーマンスで、会場を沸かせた。

岡田が矢口をステージに呼び込むと、フロアからは「かわいい！」という女の子からの声援が飛び交った。約4年ぶりに歌手としてCDを発表する矢口は、「体の小ささを感じさせない歌い方や動きで、新しい矢口真里をお届けしたいです」と言ってソロデビュー曲「青春 僕」を熱唱。矢口はロック色の強い楽曲に乗せて、これまでの彼女とはひと味違ったワイルドな歌声とアクションで、フロアにいる“卒業するヤツら”を釘付けにした。

その後はエアバンドが「アブラゼミ♂」で再び会場を盛り上げ、さらに矢口とエアバンドの共演による「青春 スペシャルエディション」も披露。矢口とエアバンドの計7人による熱いパフォーマンスに、集まったファンはさらに熱い声援で応えた。

最後のMCでは、矢口の母親からの手紙を岡田が読むというハプニングも発生。モーニング娘。脱退後のこの4年間、一番近くで彼女を支えてきた母親からの手紙に、矢口が思わず涙する一幕もあった。

そして最後に、再び矢口が「青春 僕」を披露。曲の途中からエアバンドの6人も加わり、彼女のソロデビューを一緒に盛り上げた。曲後半の「何度も叱ってくれた母親の愛情はいつも僕の心の中に満タン」という歌詞で再び感極まりながらも、イベントは無事終了。満面の笑みで、集まった“卒業するヤツら”に向けて「卒業おめでとうございます！」とお祝いの言葉を贈った。

イベント終了後の記者会見で、矢口はCDリリースについて「とにかく嬉しかった。もうCDは出せないと思ってたので、ファンに方々にもお待たせしたなという感じです」と喜びをコメント。さらに「この不況の世の中を、明るい世界に変える応援歌にしたいです」と、4年ぶりのCDリリースに対する熱い意気込みを語った。