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GOMESSワンマン、多数ゲストと共に描く「情景」の世界

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「情景 -完結-」の様子。(Photo by Noboru Miyamoto)

「情景 -完結-」の様子。(Photo by Noboru Miyamoto)

4月1日に東京・青山 月見ル君想フでGOMESSのワンマンライブ「情景 -完結-」が開催された。

昨年4月発表のアルバム「情景 -前篇-」および12月発表のアルバム「情景 -後篇-」と続いた「情景」シリーズの完結篇として実施された本公演。各アルバムに参加したアーティストたちをゲストに迎え、演劇風の演出を施した内容となった。

開演時刻になるとGOMESSは髪を後ろに束ね、メガネに黒いYシャツ姿でステージに登場。この日のために広島から駆けつけたせまのDJをバックに、GOMESSはハードカバーの本を常に持ち、時おりページをめくったり目を向けたりしてリリックを披露していった。そんな中「迷い子」披露の際には、山本真央が登場。舞台上を縦横無尽に歩き回り、楽曲の世界観を表現した。

「球体」「die a lonely figure」ではParanelもステージに上がり、GOMESSと共に緊張感漂うコーラスワークで楽曲を演出していく。「消滅」ではGOMESS BANDのメンバーである充芳(G, Cho)、みきちゅ(Key)がバックバンドとして参加し、楽曲を彩った。このほか春ねむりが真っ黒な衣装で身を包み、フロアを伸びやかな歌声で包み込んだ「sore eyes」、木村仁美が白いドレス姿でステージ内を闊歩し、スマートフォンのライトを駆使したダンスを披露した「伝説」など、ゲストたちが次々と入れ替わり登場した。

「怪物」冒頭ではGOMESSが一旦退場し、入れ替わる形でKAIRIがステージへ。ビートボックスとループマシンを駆使し、その場でトラックを制作して楽曲へとつなげていった。また「最後の日」後半ではGOMESSが本を床に置いてステージを後にし、蟻(Vo / キミノオルフェ)がソロで登場。伸びやかな歌唱で貫禄あるパフォーマンスを繰り広げた。対して「空空」では、坂口喜咲がにこやかな表情を浮かべながら歌い、会場を温かな雰囲気で包み込んでいく。藤澤有沙がキーボードとコーラスで参加した「杞憂であれ夢」では、柴田匠(MINOR LEAGUE)がシャウトスタイルのボーカルで場の雰囲気を一転。その横ではGOMESSが、涙を浮かべつつ歌う姿も見られた。そして「情景」の演奏が終わると、中尾有伽がアコースティックギターを手にし、1人で「虹と花束」を弾き語りで披露。その後GOMESS、充芳、みきちゅも加わっての「Spica」をもって、「情景」は完結となった。

メンバー紹介と軽いアフタートークを終えると、「ここからはラッパーとして、ちゃんとラップしないといかんかなと思うので」というGOMESSのコメントののち、この日で解散を発表していたGOMESS BANDのライブコーナーへ。DJ 矢車との和気あいあいとしたトークもつかの間、GOMESSは叫ぶようなボーカルスタイルで一気に会場の空気感を変える。ラストナンバーの「人間失格」までエモーショナルなライブを展開していき、GOMESS BANDとしての活動に終止符を打った。

情景 -完結-
2017年4月1日 青山 月見ル君想フ セットリスト

01. 私
02. Fake
03. 迷い子 with 山本真央、中尾有伽
04. 球体 with Paranel
05. die a lonely figure with Paranel
06. 燠火
07. 消滅 with みきちゅ、充芳、中尾有伽
08. sore eyes with 春ねむり、充芳
09. 伝説 with みきちゅ、充芳、木村仁美
10. さよならのあとで with 充芳、中尾有伽
11. 怪物 with KAIRI
12. MUKU
13. 逃げ水 with 木村仁美
14. 最期の日 with 蟻(キミノオルフェ)
15. 空空 with 坂口喜咲
16. 杞憂であれ夢 with 藤澤有沙、柴田匠、充芳
17. Life with Paranel
18. 情景 with Paranel、中尾有伽
19. 虹と花束(中尾有伽)
20. Spica with 中尾有伽、みきちゅ、充芳
21. THE MOON(GOMESS BAND)
22. 蝉(GOMESS BAND)
23. Sanmi(GOMESS BAND)
24. 人間失格(GOMESS BAND)

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