木村カエラ、夢の国際フォーラムで宣言「私が歌で喜ばせるから!!」

木村カエラの全国ツアー「KAELA presents PUNKY TOUR 2016-2017」が昨日3月6日に大阪・フェスティバルホールにて終幕。この記事では3月3日に行われた東京・東京国際フォーラム ホールA公演の様子をレポートする。

カエラは昨年10月に発売した最新アルバム「PUNKY」を携えたこのツアーで、同月より「STUDS TOUR」と銘打って計7会場のライブハウスを回り、今年1月からは「DIAMOND TOUR」と題して各地でホール公演を実施。彼女はライブハウスとホールという異なる会場で、會田茂一（G / FOE、ATHENS）、柏倉隆史（Dr / the HIATUS、toe）、ヒイズミマサユ機（Key / H ZETTRIO）、佐藤征史（B / くるり）らバンドメンバーと多様なパフォーマンスで「PUNKY」の世界観を届けた。

およそ5000人のファンが見守る中、紗幕越しに登場したカエラはアルバムの1曲目「There is Love」でライブをスタート。バックライトに照らされ、紗幕に木々の影が映った瞬間に幕が上がり、妖精のようなグリーンのワンピースに身を包んだ彼女が姿を現すと、客席からは割れんばかりの大歓声が起こった。彼女は「SWINGING LONDON」「PUNKY」「SHOW TIME」「TODAY IS A NEW DAY」をさまざまな表情で歌いながら観客を魅了していく。

ライブ定番曲「KEKKO」「TREE CLIMBERS」で場内がヒートアップしたあとは、アコースティックコーナーへ。カエラはこの日の会場について「2010年にYUKIさんのライブを国際フォーラムで観て、なんて素敵なんだろうって思って以来、ここでやるのは夢だったんです。いつかここでライブがしたいなと思っていたら、ようやく、7年越しで夢が叶いました。夢が叶ってとってもうれしいんです」と思いを語り、オーディエンスの大きな拍手を浴びる。さらにアコースティックギターを持った彼女は「楽しいことも辛いこともあるだろうけど、自分を見失ってしまって、なかなか戻れないときに聴いたら、みんなが自分を取り戻せたり、明るい気持ちになればいいなと思って書いた曲たちです」という言葉から、ヒイズミのピアノと共に「リルラ リルハ」「Sun Shower」「EGG」を奏でた。

英語詞によるロックナンバー「Ground Control」を皮切りに、ライブは後半へ。カエラはパンキッシュな「僕たちのうた」「好き」、アッパーチューン「Yellow」「BEAT」などを次々と披露し、客席を大いに盛り上げていく。「とても大切な歌を歌います。皆さん、本当にありがとうございました！」と挨拶した彼女は、ハート型のミラーボールが回る中、ラストナンバー「BOX」を伸びやかに歌い上げていく。曲中には「みんないっぱい笑ってね。私が歌で喜ばせるから!! いっぱいいっぱい笑ってね！」と大きな声でメッセージを届けていた。

なおこの公演の模様は、5月5日（金・祝）21:00からTBSチャンネル1にて放送されることが決定。またカエラはホールツアーで披露していたJRAのCMソング「HOLIDAYS」を表題曲としたシングルを、5月10日にリリースする。

※記事初出時、本文で一部曲名に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。