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ささきいさお55周年アンコール公演で熱唱4時間、畑亜貴作詞の新曲も

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昨年デビュー55年を迎えたささきいさおが、3月6日に東京・Zepp DiverCity TOKYOにてワンマンライブ「デビュー55周年記念スペシャルライブ・アンコール」を開催した。

このライブは、昨年5月に行われた「デビュー55周年記念バースデーライブ」のチケットが即日完売となったことを受け、アンコール公演として実施されたもの。アニメ「銀河鉄道999」のメーテルと星野鉄郎のナレーションに乗せて幻想的な星の海が広がるステージ演出の中、ささきはスパンコールきらめく衣装で登場。「去年の5月のコンサートのチケットがあっという間に売れてしまい、観れなかった人のためにアンコール公演をすることになりました。見てください、このメンバーですよ!」とブラス隊やコーラス隊を交えた大編成のバンドを紹介した。「銀河鉄道999」関連楽曲の次は、「巨大ロボット」コーナーへ。ここでは「ゲッターロボ」のオープニングテーマ「ゲッターロボ!」、「UFOロボ グレンタイザー」のオープニングテーマ「とべ!グレンダイザー」などが披露され、「UFOロボ グレンタイザー」の挿入歌「もえる愛の星」では昨年の55周年ライブに引き続き、堀江美都子がゲストで登場した。

その後トークを任された堀江は、ささきが“アニメソング界の大王”となる前、ロカビリー歌手だった時代のエピソードを明かす。ささきはこのMCを受け、ここでポール・アンカ「Diana」、エルヴィス・プレスリー「Can't Help Falling In Love」(好きにならずにいられない)などオールディーズナンバーを披露。プレスリーさながらの衣装でファンを魅了した。MCでは「人生を変えた」エルヴィスのエピソードとして「生まれて初めてレコード屋で『今流行ってるのを1枚ください』とドーナツ盤を買って、毎日聴いていた」と明かしたささきは、その初めて手に入れた思い出の1曲「I Need Your Love Tonight」を歌い上げた。

第1部の終盤には、声優の野島昭生がシークレットゲストとして登場。ステージでは、ささきがマイケル・ナイト役、野島がキット役の吹き替えを演じるアメリカのドラマ「Knight Rider」の生アフレコが実現した。続く「大人の世界コーナー」では、ささき自身が作詞を手がけた昨年10月発売のオリジナルナンバー「悠久浪漫」が歌われ、ささきはさらに「これで(新曲は)最後かと思っていましたが、今度は畑亜貴さんが作ってくれました」と、ここで新曲を発表する。ささきはステージに畑を招き入れ「今の時代の阿久悠」と賞賛。ささきの大ファンである畑は「(新曲で)励ましてもらいたい。“今の向こうの今”まで連れていってほしい」と熱いメッセージを送り、ささきはこれに応えるように新曲「今の向こうの今を」を熱唱した。この曲はささきのニューシングルとして5月25日にリリースされる。

第2部の「宇宙戦艦ヤマト」コーナーではスペシャルゲストとして、「宇宙戦艦ヤマト」をはじめ「銀河鉄道999」「宇宙海賊キャプテンハーロック」の生みの親であるマンガ家・松本零士と、「宇宙戦艦ヤマト」の音楽を担当した宮川泰の息子で作曲家・音楽家の宮川彬良がステージへ。松本は「“999”はまだ終わっておりません。続きは頭に残っていて描き始めたところです。“999”は未完成、“1000”で完成」と構想を明かし、「音楽のおかげでアニメは支えられているんです」とささきへ激励の言葉を贈った。「父の雄姿に憧れて音楽を始めた」と語った宮川は、ピアニカ1本で「宇宙戦艦ヤマト」を演奏した。

「カムバック」コーナーでは「新・巨人の星」、「タツノコプロコーナー」では「新造人間キャシャーン」「科学忍者隊ガッチャマンII」など人気作品の楽曲が次々と歌われていく。最後の「スーパー戦隊シリーズ」コーナーは、ささきと堀江が出会うきっかけとなった曲「進め!ゴレンジャー」で幕を開け、「秘密戦隊ゴレンジャー」「ジャッカー電撃隊」といった初期スーパー戦隊モノの楽曲のみならず、昨年リリースされた「ミッドナイトデカレンジャー 10 YEARS AFTER」も披露された。そして最後は「超人機メタルダー」主題歌「君の青春は輝いているか」でフィニッシュ。アンコールでは感謝の言葉とともに「宇宙戦艦ヤマト」を再度熱唱し、これまでの道のりを振り返るMCに続いて「My Way」を歌い上げた。全36曲、およそ4時間におよぶパフォーマンスを終えた“アニメソング界の大王”は「ありがとうございました。また会いましょう!」と笑顔でステージを去った。

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