森広隆&スキマスイッチ大橋「飲みの延長」濃密セッション熱演

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森広隆が昨日2月25日に東京・UNITにてライブイベント「JAM ADDICT ~SINGING MONKEYS~」を開催した。

「JAM ADDICT ~SINGING MONKEYS~」の様子。左から森広隆、大橋卓弥。(撮影:タカハシアキラ[CRYSTAL-STYLE])

「JAM ADDICT ~SINGING MONKEYS~」の様子。左から森広隆、大橋卓弥。(撮影:タカハシアキラ[CRYSTAL-STYLE])

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森広隆(撮影:タカハシアキラ[CRYSTAL-STYLE])

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「JAM ADDICT」は森がゲストを1組招き、お互いの楽曲を一緒に演奏するというイベント。今回はゲストとしてスキマスイッチの大橋卓弥が出演し、互いの楽曲はもちろん、洋楽のカバーなど約2時間半にわたり豪華なセッションが繰り広げられた。これまで同イベントはバンドを従えた形態で実施されていたが、今回は大橋の「男らしく2人だけでやりたい」という希望により、2人の歌声とギターのみで展開。彼らはアコースティックギターとエレキギターを器用に使い分け、緩急つけたライブで楽曲を披露していった。

大橋卓弥(撮影:タカハシアキラ[CRYSTAL-STYLE])

大橋卓弥(撮影:タカハシアキラ[CRYSTAL-STYLE])[拡大]

まず森がふらりとステージに登場。自身のナンバー「RAINBOW SEEKER」で軽快にイベントの幕を開ける。続けて伸びやかなストロークで「交差点」を歌唱すると、「ずっと一緒にやりたいと思ってやっと今日実現しました!」と大橋を呼び込んだ。そして森と入れ替わり、ステージでは大橋のアクトが始まる。彼は「いつもと違うことをやったほうが面白いよね」と言い、自身のレパートリーの楽譜が収められたオリジナルの“歌本”をめくりながら選曲。自身のナンバー「塊」、森山直太朗「生きてることが辛いなら」と玉置浩二「しあわせのランプ」のカバーを披露した。

大橋が森を呼び込むと、いよいよ2人のセッションがスタート。2人は互いの楽曲を、ギターの弾き語りで丁寧に届けていく。曲間には「この曲はどういう気持ちで作ったの?」と楽曲にまつわるトークを繰り広げたり、「本当はジョン・メイヤーをやろうって言ってたのに結局違う曲を選んじゃったね」と言いながらジョン・メイヤーの「Who Says」のワンフレーズを急きょプレイしたりと自由気ままにステージを進行。観客は和やかな雰囲気を楽しみながら、絶妙に絡み合う2人の歌声に酔いしれた。また中盤には、2人ともギターを置きThe Beatles「Nowhere Man」をアカペラで歌唱。曲前に2人は「ドキドキだなあ」「うまくいかなかったらやり直せばいいからとりあえずやってみよう」と緊張した表情を見せつつも、手と足でリズムを刻み曲を始め、濃密なコーラスワークを聴かせた。曲が終わるとファンから惜しみない拍手が送られ、2人はハイタッチをして成功を喜んだ。

後半には互いの楽曲を披露するソロコーナーへ。大橋が森の「ひとりじゃないさ」を軽やかに届ければ、続く森はカッティングを巧みに駆使してスキマスイッチの「アーセンの憂鬱」をファンキーにプレイ。ファンは体を揺らして2人の熱演を堪能した。再びステージに2人がそろうと、森が「飲みに行って『あれやろう、これやろう』って言ってる延長だよね」とアットホームな雰囲気で進んでいくイベントの感想を口にする。また2人は「瞬発力でハモっていくよね」「リハと全然違うよね」と、この日のセッションではアドリブを多用していることも明かした。

大橋の楽曲「ブルース」の間奏ではエレキギターによるソロ対決が。それまでエレキギターを持っていた森は高らかにギターソロを奏でるとアコースティックギターに持ち替え、アコースティックギターを持っていた大橋はエレキギターを手にして、森の伴奏に乗せて高揚感のあるメロディを聴かせた。大橋が「このイベント、同じ人が2回出るパターンはないの?」と再出演に意欲を覗かせ観客を喜ばせたところで、2人はラストナンバー「愛のBeat」へ。アカペラで歌い始め、パワフルな歌声を会場に響かせた。

左から森広隆、村石雅行、大橋卓弥。(撮影:タカハシアキラ[CRYSTAL-STYLE])

左から森広隆、村石雅行、大橋卓弥。(撮影:タカハシアキラ[CRYSTAL-STYLE])[拡大]

アンコールではイベントを観に来ていたドラマーの村石雅行が急きょ参加することに。村石は森、スキマスイッチどちらのステージでもドラムを担当している、2人をよく知る人物。3人は森がエレキギター、大橋がアコースティックギター、村石がドラムという編成でスキマスイッチ「君の話」を披露する。迫力あるドラムの音色に大橋が「いいなあ、大きい音がある楽器……」とこぼして会場の笑いを誘った後、森のナンバー「Funk Redemption」へ。コール&レスポンスを織り交ぜ、会場の一体感は最高潮に。3人と観客は晴れやかな笑顔を見せ、豪華な「JAM ADDICT ~SINGING MONKEYS~」は幕を下ろした。

なおライブ会場限定商品だった森のライブアルバム「LIVE ON PLANET EARTH」が3月1日よりAmazon.co.jpにて販売スタートする。

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「JAM ADDICT ~SINGING MONKEYS~」
2015年2月25日 UNIT セットリスト(カッコ内はオリジナルアーティスト)

01. RAINBOW SEEKER / 森広隆(森広隆)
02. 交差点 / 森広隆(森広隆)
03. 塊 / 大橋卓弥(大橋卓弥)
04. 生きてることが辛いなら / 大橋卓弥(森山直太朗)
05. しあわせのランプ / 大橋卓弥(玉置浩二)
06. 白日 / 森広隆&大橋卓弥(森広隆)
07. Magic Girl / 森広隆&大橋卓弥(大橋卓弥)
08. Nowhere Man / 森広隆&大橋卓弥(The Beatles)
09. 君への言葉 / 森広隆&大橋卓弥(森広隆)
10. ひとりじゃないさ / 大橋卓弥(森広隆)
11. アーセンの憂鬱 / 森広隆(スキマスイッチ
12. 藍 / 森広隆&大橋卓弥(スキマスイッチ)
13. Change The World / 森広隆&大橋卓弥(エリック・クラプトン)
14. ブルース / 森広隆&大橋卓弥(大橋卓弥)
15. 愛のBeat / 森広隆&大橋卓弥(森広隆)
<アンコール>
16. 君の話 / 森広隆&大橋卓弥(スキマスイッチ)&村石雅行
17. Funk Redemption / 森広隆&大橋卓弥(森広隆)&村石雅行

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【大橋卓弥(スキマスイッチ)Web】
ナタリーに2/25@代官山UNITにて出演した「JAM ADDICT ~SINGING MONKEYS~」のライブレポートが掲載!
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