モーニング娘。'14、聖地中野で“進化”型パフォーマンス提示

モーニング娘。'14が5月5、6日の2日間、東京・中野サンプラザホールで全国ツアー「モーニング娘。'14コンサートツアー2014春～エヴォリューション～」の東京公演を開催した。ナタリーではこのうち、昨日5日夜公演のレポートをお届けする。

モーニング娘。'14に改名してから初のツアーとなる今回は、3月15日から5月31日にかけて全国15都市で35公演を実施。ツアー初日には12期メンバーを募集するオーディション「モーニング娘。'14＜黄金＞オーディション！」（黄金の読み：ゴールデン）の開催がアナウンスされたほか、4月29日の山口・周南市文化会館公演ではリーダーの道重さゆみが卒業を発表するなど、サプライズ発表の続くツアーとなっている。今回の東京公演でも5日昼公演のMCで道重から、10月5日（現地時間）にアメリカ・ニューヨークのBest Buy Theaterにて単独コンサートを開催することがファンに告げられ大反響を呼んだばかりだ。

開場時間の合間にハロプロ研修生6人が「天まで登れ！」をパフォーマンスすると、いよいよモーニング娘。'14がステージに登場した。今回のツアーでは最新シングル「時空を超え 宇宙を超え / Password is 0」や昨年秋に発売されたベストアルバム「The Best！～Updated モーニング娘。～」からの楽曲を中心にパフォーマンスを展開。最初のMCでは道重が東京の観客に向けて、改めて自身の口から卒業を発表し、「長いようで短いような、でもあっという間の半年だと思う」と現在の心境を口にした。

ライブ中盤では新旧のヒットシングルメドレーや、今年3月に発売されたカップリングベストアルバム「モーニング娘。'14カップリングコレクション2」収録曲のメドレーを連発。曲によってはハロプロ研修生もダンスで加わり、迫力のあるパフォーマンスで客席を沸かせた。

パワフルかつ華麗なフォーメーションダンスを取り入れた直近の楽曲や、誰もが口ずさめる往年のヒットナンバーが次々に披露されたライブもいよいよエンディングへ。最後のMCでは11期メンバーの小田さくらが「私がモーニング娘。に入ってから、今日が100公演目。100回目をハロプロの聖地、中野サンプラザで迎えられて本当に幸せです」とうれしそうに語る。4月から足を怪我していた工藤遥は「今日からダンスに加わることができて、改めてダンスの大切さを実感しました」と思いを明かし、鞘師里保は「これからもどんどん『エヴォリューション』（＝進化）していく姿を見ていただけるようにがんばります」と決意表明。最後に道重が「皆さんからの声援、熱狂的な盛り上がり、そしてたくさんの愛情。皆さんからもらったものはムダにはしません！」とファンに告げてから、ラストナンバーを披露して約2時間にわたるライブは幕を閉じた。