THE ポッシボー、
このライブツアーはハロプロエッグ出身の3組によって企画されたスリーマンライブ。昨年11月に行われたポッシボーのツアー最終公演中にアプガと吉川がステージに乱入し3組によるツアー開催が発表され話題を呼んだ。すでにチケットはすべての公演でソールドアウトとなっており、この日行われた初日公演でも3組のオリジナルグッズを着込んだファンでフロアは埋め尽くされた。
オープニングでは3組のメンバー総勢13名がステージに登場。まず吉川は「わがままボディを新宿BLAZEで揺らしていこうと思ったんですけど、ポッシボーにははしもん(橋本愛奈)という爆弾ボディーがいるので……」と橋本をけん制する。すると橋本は「ポッシボー結成当初は隠してましたけど最近はもう開き直ってます!」と大きな胸を強調させファンを大いに沸かせた。また先日東京・中野サンプラザでの初の単独ライブ決定を発表したアプガに対して、吉川とポッシボーから祝福の言葉が贈られる。アプガの森咲樹は「中野でのライブを発表してから今日が1発目のライブなので、どこのグループよりメラメラ熱くいきたいと思います!」とツアー初日公演への意気込みを語った。最後にポッシボーの後藤夕貴からアプガの佐保明梨に対してライバル宣言が行われる。しかし佐保は「今までは意識したことがなかったんですけど、この機会に意識してみようと思います」と後藤を軽く受け流し笑いを誘った。
ここでライブの順番をじゃんけんで決めることがアナウンスされる。各グループから代表者が選出され、吉川、後藤、佐保によるじゃんけんの結果、見事後藤が勝利を収める。その結果、1番手を吉川、2番手をアプガ、トリをポッシボーが務めることとなり、まずは唯一ソロで活動する吉川からライブの幕は開けた。
吉川友
パワフルな歌唱と軽快なMCに定評のある吉川。まずは挨拶代わりに「ここから始まるんだ!」と「ハピラピ~Sunrise~」を抜群の歌唱力で歌い上げ、集まったオーディエンスを魅了する。そして最初のMCから吉川は「きっか(吉川)は今日、トップバッターで歌いたかったんです。ソロでやらせてもらっているので現代版のジャンヌ・ダルクのように先陣を切ってみんなを引っ張っていきたいと思います。デビュー当時、この新宿BLAZEでワンマンをやらせてもらっているんですけど、そのときよりもいろんな意味でわがままに育った私を見届けてください。アプガファン、ポッシボーファンに一生立ち上がれないようなアッパーカットを食らわせてやろうと思います!」と吉川節を炸裂させると、徐々にほかのグループのファンも吉川の術中にハマっていくかのごとく自然と体を揺れ動かしていった。
新曲「URAHARA テンプテーション」やライブ定番曲の「こんな私でよかったら」「Sweetie」を連続で歌い上げた吉川。フロアの熱気を徐々に上げたところで吉川は「きっかはずっとソロだったので今回のライブで久しぶりにライバル心が芽生えました。でもライバルだけどすごい仲間だなってことを改めて思ったんです」とほかの2組への思いを打ち明ける。そして吉川は「ずっとずっと君がスキだ!」を熱唱し、ファンのボルテージを上げたところでトップバッターとしての務めを終えステージから笑顔で退場した。
アップアップガールズ(仮)
フロアに「~overture(仮)~」が鳴り響きアプガのメンバーが登場すると、「イチバンガールズ!」から全力パフォーマンスを展開。アプガは1曲目からファンとの一体感を演出し吉川が作り上げた熱気を早くも自分たちのものにする。そして最初のMCで古川小夏は「今回のツアーではポッシボーやきっかだけでなくアプガも成長したんだってところを見せつけてやります!」と宣言する。続いて新井愛瞳も「3組で13人もいるから埋もれたくないの! みんなすごいオーラを放ってるから負けたくない! 今日は1対12でもいい。それくらいの勢いでやりますので皆さんも一緒に盛り上がってください!」と気合いを入れてファンを煽った。
そこからアプガは「UPPER ROCK」や「リスペクトーキョー」といったアッパーな曲で攻めの姿勢を見せつけ、続く「アッパーカット!」ではファンとともに渾身のアッパーカットを打ち込みライブの勢いを加速させる。そして最後のMCで森は「今回のスリーマンや全国ツアーでもっともっと成長して、中野サンプラザよりもっと上の坂を目指せるようになります!」と意気込みを語り、メンバー全員で「あの坂の上まで、」を歌い上げて熱狂のステージを終えた。
THE ポッシボー
この日のトリを務めたポッシボーは「全力バンザーイ!My Glory!」からライブをトップギアでスタートさせ、「まだまだ! まだまだ!」というコールで熱気の渦をフロアに作り出す。MCでは岡田ロビン翔子が「悔しいけどアプガは先に中野サンプラザでの公演が決まったし、きっかもすごい強烈なキャラクターで勢いがある。だから私たちも2組のその勢いに便乗させていただきたい(笑)」とコメントしフロアを和ませる。そして4月から始まるグループ初の全国ツアーを存分にアピールしたところで、ライブは中盤戦へと突入する。
大人の雰囲気を醸し出した「幸せの天秤」とアッパーな攻め曲の「Do Me Do!」という2曲を歌唱したポッシボーは、続いて3月26日にリリースされる新曲「勇気スーパーボール!」を熱唱。ファンとコール&レスポンスを楽しみながらライブは終盤戦へと加速する。そしてポッシボーは「さぁ来い!ハピネス」から「永遠ファイヤーボール!」と怒涛のように畳み掛けフロアを煽り、会場の熱気を最高潮にしたところでスリーマンライブ本編を締めくくった。
コラボ曲~全体曲
ここからは3組によるコラボライブがスタート。まずは吉川の楽曲「ダーリンとマドンナ」を吉川、ポッシボーの岡田、アプガの佐保が披露する。続いてはポッシボーの橋本、岡田、諸塚香奈実、アプガの佐藤綾乃、関根梓というメンバーでポッシボーの「Nasty!」を歌い上げた。その曲で佐藤は歌唱力の面で目標とする橋本とともに堂々と歌う姿を見せ負けない姿勢をアピールする。そして最後は吉川、ポッシボーの秋山ゆりか、後藤、アプガの仙石みなみ、古川小夏、森、新井でアプガの「サイリウム」を歌唱。色鮮やかなサイリウムの光がフロアを埋め尽くし、7人は幻想的な空間の中、ハロプロエッグ時代のように息の合ったパフォーマンスを見せつけた。
コラボライブ終了後、ステージに再び全メンバーが集合する。ここで吉川からの「私たち、もっともっと上に行けると思うの」という発言をきっかけに3組のチーム名を全メンバーで考えることに。するとアプガの佐藤から「チーム負けん気」というチーム名が提案される。しかしファンからはイマイチの反応が返ってきたので佐藤は「私たちはいっぱい戦うグループがいるじゃん。ハロー!プロジェクトもそうだしAKB48さんもね。でも私たちは小さいけど負けん気の強さでまだまだ大きくなれるんじゃないかと思ってこの名前にしたの!」と主張。ここで吉川が「じゃあとりあえず『チーム負けん気(仮)』ってことで。このあと名前も進化していくと思います」と発言し、とりあえずこの場は「チーム負けん気(仮)」という名前に決定した。
そして最後は3組のために作られた新曲「無限、Fly High!!」を全員で熱唱。3組は全員で手をつなぎ大勢のファンに感謝の気持ちを伝えて、ツアー初日を大盛況で終えた。
THE ポッシボーvs.吉川友vs.アップアップガールズ(仮)
~吉川友とポッシポッシガールズ(仮)~
2014年2月6日 東京都 新宿BLAZE セットリスト
吉川友
01. ここから始まるんだ!
02. ハピラピ~Sunrise~
03. URAHARA テンプテーション
04. こんな私でよかったら
05. Sweetie
06. ずっとずっと君がスキだ!
アップアップガールズ(仮)
01. イチバンガールズ!
02. ENJOY!! ENJO(Y)!!
03. UPPER ROCK
04. リスペクトーキョー
05. アッパーカット!
06. あの坂の上まで、
THE ポッシボー
01. 全力バンザーイ!My Glory!
02. 幸せの天秤
03. Do Me Do!
04. 勇気スーパーボール!
05. さぁ来い!ハピネス
06. 永遠ファイヤーボール!
コラボ曲~全員曲
01. ダーリンとマドンナ(吉川友・岡田ロビン翔子・佐保明梨)
02. Nasty!(橋本愛奈・岡田ロビン翔子・諸塚香奈実・佐藤綾乃・関根梓)
03. サイリウム(秋山ゆりか・後藤夕貴・仙石みなみ・古川小夏・森咲樹・新井愛瞳・吉川友)
04. 無限、Fly High!!(ALL)
THE ポッシボー VS 吉川友 VS アップアップガールズ(仮)
~吉川友とポッシポッシガールズ(仮)~
2014年2月8日(土)大阪府 Shangri-La
2014年2月23日(日)愛知県 伏見JUMMIN
2014年3月8日(土)宮城県 darwin
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