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成海璃子、池松壮亮、斎藤工共演の「無伴奏」予告編、遠藤新菜が初の濡れ場語る

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「無伴奏」 (c)2015 「無伴奏」製作委員会

「無伴奏」 (c)2015 「無伴奏」製作委員会

成海璃子池松壮亮斎藤工の共演作「無伴奏」の予告編がYouTubeにて公開された。

小池真理子の同名小説をもとにした本作は、時代に流されるまま学園紛争に参加していた女子高校生が、大学生との恋をきっかけに大人の女性へと成長する過程を描いた青春ドラマ。「三月のライオン」「ストロベリーショートケイクス」の矢崎仁司がメガホンを取った。

予告編には、成海扮する主人公の響子、池松扮する響子の恋の相手・渉、斎藤扮する渉の友人・祐之介に加え、non-noモデルとして活躍する遠藤新菜が扮したエマが繰り広げる、切ない恋の四角関係が映し出される。

本作で初の濡れ場に挑戦し、体当たりの演技を見せつけた遠藤。彼女の心意気に対し、斎藤は「日本人特有の“脱ぐ脱がない”の幼稚な基準では無く、矢崎監督が映し出した彼女のエマの美しさ、新菜さんの心を多くの方に感じて欲しいと祐之介として強く思います」とコメント。対する遠藤は斎藤との撮影を振り返り、「カットがかかってパッて離してくださってもいいけれど、その方が私がトップが見えたままで待つから恥ずかしいとわかって、ずーっとぎゅっとしたまま『もうちょっともうちょっと』『毛布持ってきて』って言って毛布をかけてから離れてくれる。そういう配慮がさすがだなって思いました」と感謝した。コメント全文は以下の通り。

「無伴奏」は3月26日より東京・新宿シネマカリテほかで全国ロードショー。

斎藤工 コメント

役について

祐之介は確かにそこに存在するのだけれども、その存在は幻想の如く脆く危うい“影”のようなイメージ。もしかしたら渉の意識の中の一つの象徴かも知れない好きな人の見たくない内側の一面。響子にはそんな風に映っていたら良いなと思いました。

遠藤新菜とのシーンについて

新菜さんが“体当たり”と言われているのは彼女の覚悟や心、内面的なものであるべきです。矢崎監督に負けじと私は近い距離でその迷いの無い強い覚悟を感じていたからです。作品や監督の目的を身を持って体現するのが我々役者の責務ですがやはり男女の違いはあります。当人にとってではなく周りの受け止め方が違います。日本人特有の“脱ぐ脱がない”の幼稚な基準では無く、矢崎監督が映し出した彼女のエマの美しさ、新菜さんの心を多くの方に感じて欲しいと祐之介として強く思います。

オールアップ後の感想

矢崎組は苦しくも幸せな映画的な日々でした。祐之介のオールアップは渉との会話の無い会話をするシーンでした。そのシーンを何度も何度も繰り返した記憶があります。その刹那な感じの全てが無伴奏に対する自分の関わりを象徴していた気がしました。

遠藤新菜 コメント

エマは、憎めない大胆さがあり、私自身、「エマってすごいな」って思った部分もありました。私がキャスティングされたのだから、グラマラスなセクシーさを求められているのではなく、響子と違い、セックスが身近にある、エマの等身大の描写を求められているのだと思いました。(斎藤)工さんは、キスシーンとかも決め込んでこなく、先輩だけれど、「こうしよう」とか「こう行くからこう来て」ということを何も言わないで、その場の感覚で全部やるというのがすごく有り難かったです。変な緊張を持ったシーンが無かったので、「こうやって相手に気を遣わずに自分が思った通りにやることで、初めてちゃんとお芝居が成立するな」と一番思いました。 私が脱いでいて工さんがくっついている濡れ場のシーンでカットがかかった時も、衣装さんとかが毛布を持って来てくださるまでずっとそのままで待っていてくださいました。カットがかかってパッて離してくださってもいいけれど、その方が私がトップが見えたままで待つから恥ずかしいとわかって、ずーっとぎゅっとしたまま「もうちょっともうちょっと」「毛布持ってきて」って言って毛布をかけてから離れてくれる。そういう配慮がさすがだなって思いました。祐之介役が工さんで本当に良かったって純粋に思います。今回、初めてオールアップで号泣してしまいました。矢崎さんもそこで涙目になってくださっていて、「今までエマが弱みを見せまい見せまいと気を張り続けていたところがプツンって切れたような気がして、すごく抱きしめたくなった」と言って頂きました。本当にその通りで、やっと力が抜けた瞬間でした。

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