細田佳央太ら18名が「リンダ リンダ リンダ」語る、吉田恵里香「お手本であり目標」

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映画「リンダ リンダ リンダ 4K」本編の一部がYouTubeで公開。著名人18名のコメントも到着した。

映画「リンダ リンダ リンダ 4K」ポスタービジュアル

映画「リンダ リンダ リンダ 4K」ポスタービジュアル

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2005年に公開された「リンダ リンダ リンダ」は、文化祭直前に突如バンドを組んだ女子高校生たちを描いた青春映画。韓国からの留学生をボーカルに迎えた彼女らはTHE BLUE HEARTSをコピー演奏することに決め、3日後の本番に向けて猛練習を始める。ペ・ドゥナがボーカル担当のソン、前田亜季がドラム担当の響子、香椎由宇がギター担当の恵、関根史織Base Ball Bear)がベース担当の望を演じた。公開された映像には、4人が軽音楽部の部室でTHE BLUE HEARTSの「僕の右手」を初合わせする様子が収められている。

「リンダ リンダ リンダ 4K」新場面写真

「リンダ リンダ リンダ 4K」新場面写真[拡大]

俳優の細田佳央太は「自分だって高校生という時間を過ごしたはずなのに、どうしても眩しさや焦がれを感じてしまうのは、彼女達がその瞬間を夢中に生きているからなんだろうな…もう高校生じゃないけれど、そういう生き方をしても良いよね」と述べ、映画監督の三宅唱は「学生時代、バイト先の映画館で何度も見た。四人や高校生たちは言わずもがな、『充電期間中のなんもしてない男』を演じる三浦誠己さんの一挙手一投足だとか、周囲の人物たちまでみんな絶妙」とつづった。

「リンダ リンダ リンダ 4K」新場面写真

「リンダ リンダ リンダ 4K」新場面写真[拡大]

また「虎に翼」などで知られる脚本家の吉田恵里香は「青春もの、バンドもの、ガールズものの原点であり、お手本であり、目標であり、超えたい高い壁もある。私にとってスタートとゴールのような作品が令和を生きる子達にどう映るのか非常に興味があります」と語った。そのほかの著名人のコメントは後掲している。

山下敦弘の監督作「リンダ リンダ リンダ 4K」は8月22日より東京・新宿ピカデリー、シネクイントほか全国で公開。向井康介、宮下和雅子、山下が脚本を手がけ、三村恭代湯川潮音山崎優子(新月灯花 / RABIRABI)、甲本雅裕松山ケンイチ小林且弥もキャストに名を連ねた。配給はビターズ・エンドが担当する。

映画「リンダ リンダ リンダ 4K」本編映像

上白石萌歌(俳優)コメント

上履きで廊下を跳ねる音、からっぽの体育館の匂い、
放課後の屋上に吹く風。
そのひとつひとつが痛いほどに胸に迫ってきて、
わけもわからず泣いてしまう。
わたしをずっとやわらかく照らし続けてくれる作品。
何度だってスクリーンで浴びたい!

川谷絵音(アーティスト)コメント

無邪気な才能と若さでしか鳴らない音がある。
少し苦しくなって、たまに熱くなって、
ちょっと嫉妬した。
こんなの見ちゃったらギターを弾くしかないよなぁ。

松本隆(作詞家)コメント

孤独な魂が集まって、
音楽の糸で繋がれて生きる喜びを見出す。
高校時代のBANDとはそういうものだ。
ぼくも通った道だ。
山下監督は隣国から来たペ・ドゥナという宝石を得て、
リアルな学園ドラマを描いてくれた。

Yaffle(アーティスト)コメント

あの瞬間、あの環境だからこそ生まれる
狂気と熱情の噴流が2時間に詰まっていた。
未完成であるということは、
なぜこんなにも僕たちを惹きつけるのだろうか。

ゆっきゅん(DIVA)コメント

青春も知らない10才のとき、
初めてミニシアターで観た大切な映画。
意味のない謎メンっていつも青春だったね!
きっと二度と集まることのない人たちが
最高の一瞬を作る。
ずっと捨てない記念写真のような映画。

細田佳央太(俳優)コメント

自分だって高校生という時間を過ごしたはずなのに、
どうしても眩しさや焦がれを感じてしまうのは、
彼女達がその瞬間を
夢中に生きているからなんだろうな…
もう高校生じゃないけれど、
そういう生き方をしても良いよね。

三宅唱(映画監督)コメント

学生時代、バイト先の映画館で何度も見た。
四人や高校生たちは言わずもがな、
「充電期間中のなんもしてない男」を演じる
三浦誠己さんの一挙手一投足だとか、
周囲の人物たちまでみんな絶妙
(スタジオQ店員山本浩司さんの手の振り方とか、いろいろ)。

マヂカルラブリー村上(お笑い芸人)コメント

そのタイミングでしか感じられない、
その時は良いのか悪いのかもわからない気持ち。
ほとんどの人にあったのに
ほとんどの人が忘れている
“あの日”を思い出させてくれる。
嬉しくも悲しくもないのに涙が出てくるのは、
戻りたすぎても戻れなさすぎる、
私の“あの日”がそこにあるからだと思う。

吉田恵里香(脚本家 / 小説家)コメント

「リンダ リンダ リンダ」は青春もの、バンドもの、
ガールズものの原点であり、
お手本であり、目標であり、超えたい高い壁もある。
私にとってスタートとゴールのような作品が
令和を生きる子達にどう映るのか
非常に興味があります。

クワハリ(マンガ「ふつうの軽音部」原作者)コメント

2000年代の青春の空気が
みちみちに詰まった映画で、
この頃に戻りて~!と胸が苦しくなりました。
そして、やっぱり「リンダ リンダ」は
大きな声でサビを歌ってこそですね!

小林光大(写真家 / 映像作家)

魔法のような映画。
4人が一列に土手を歩いていくショット、
ジェイムス・イハの音楽、
放課後が無限に続いていくような気がする。

松本壮史(映像ディレクター)コメント

ずっと良い。低体温で流れる時間がずっと良い。
それだけでもいいのに最後には全てがスパークする
最高な瞬間が待っている。
手が届きそうなほど小さな物語に思わぬほど
遠くまで感情が連れていかれる。
青春映画にだけ許された
魔法がかかっているとしか言いようがない。

アンジェリーナ1/3(Gacharic Spin)コメント

私たちはきっと今、輝いている。
でもそれに気付くのはいつも曲が終えた後なんだ。
だからこそ愛おしく儚く、一生懸命で眩しい。

学生の頃、音楽に救われていた自分と
重ね合わせながら作品を観ました。
あの時の私も、私のままで輝いていたんだなぁ。

澤部渡(スカート)コメント

まぶしい。
部室に貼ってあるポスターのひとつひとつ、
歌われる歌のひとつひとつがあまりにまぶしい。
このまぶしさはきっと
スクリーンがよく似合うんだと思います。

石野理子(アーティスト)コメント

気怠げだった4人の少女がバンドを組むことで
生き生きとしていく様が美しく、
彼女たちの不完全さゆえの瑞々しさが
この映画を完成させているように思いました。
かつて校舎で感じた、
あの等身大の青春が新鮮に蘇る映画です。

紬衣(Conton Candy Vo. / Gt.)コメント

高校時代を思い返せるノスタルジーさもあり、
今の自分にとってはロマンを感じられる1本でした。
改めて音楽は時、人、国を超える
色褪せないものだと気付かされました。

楓華(Conton Candy Ba. / Cho.)コメント

高校、軽音部、ブルーハーツ、青春。
どうしても戻れない青春。
ほんとうに綺麗で、涙が止まりませんでした。
色褪せない音楽と共に
色褪せない映画になると確信しました。

彩楓(Conton Candy Dr. / Cho.)コメント

校舎に響き渡る 4人の少女の魂のバンドサウンド。
大好きなブルーハーツの「リンダ リンダ」が今までも、
これからも愛され続ける
不朽な名曲だということを確信した1本です。

映画作品情報

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©「リンダリンダリンダ」パートナーズ 

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ぼのぼの @masato009

公開が迫ったら、「オレはイベント試写会で、上映後このバンドが実際に舞台で生演奏するのを見たんだぜ!」と、これ以上ないほどのドヤ顔をする予定なので、みんなよろしく(もうすでにしてるw)。 https://t.co/oCTHT8X2Jl

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