映画「
橋本と中川は本作で初共演。橋本が「どこか作品に対しての準備の仕方が似ている気がするなと直感的に思って。現場でお話しても共有できることがすごくありました。同志のような感覚で現場にいることができて心強かった」と中川の印象を述べると、彼も「この作品は言語化しづらい感情や空気感を表現していかなければいけない場面も多々あるんですけど、そういった感情が共有できるような、安心感を持ちながらお芝居をさせていただきました」と橋本への信頼感をのぞかせた。
臼田は橋本の出演作を多数観ているそうで、「俳優としてもリスペクトの気持ちがあったので、現場をご一緒するのは楽しみでした。共演してみて、より作品に対する思いと、演技をする姿勢などを感じることができた」と彼女を称賛。橋本と3回目の共演となる中村は「最初にご一緒したのは橋本さんが10代の頃。まだ人見知りでオープンな感じではなく、少しずつ距離を縮めていくような間柄だったんです、今日久しぶりに会ったら金髪になっていたので(笑)。突き抜けたなと思います」と語った。
本作に絡めて「10年前と変わったことは?」と質問が飛ぶと、中川は16歳当時を回想し「むちゃくちゃ生意気だったと思います。年上の世代の方と仕事をすることが多かったんですが、よくかわいがってくれたなと」と思い返す。さらに臼田が「(今は)身体が絶好調な日がなくなりました」と口にすると、中村も「10年前は23歳で何でも食べられましたけど、今は油が無理で。胃もたれするようになってきた(笑)」と続く。一方、橋本は19歳当時を振り返り「同じところが見つからないくらい大変身しました。昔は本を読んで、映画を見てという感じで楽しんでいましたけど、今はわりとアクティブ。多趣味になりましたね」と自己分析した。
最後に橋本は「この映画は、カナコも含めて自分らしく生きるって何だろう、この先どう生きるべきかという、それぞれの切実な悩みがリアルに描かれています。その自分らしさというのは、本当に長い時間をかけて自分と対話し続けて、やっとどうにか見つかるものだと思います」と語りかけ、「自分がとらわれているものから解き放たれる人たちの“生き様”を観てもらいたい」と言葉に力を込めた。
「早乙女カナコの場合は」は3月14日より全国で公開。
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橋本愛、10年前とは別人級「アクティブになった」中川大志は“生意気”だった過去回想
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臼田あさ美・中村蒼も登壇「早乙女カナコの場合は」完成披露上映会
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