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「SHIZUOKAせかい演劇祭」は、
カミーユ・ドゥクルティ、ブライ・マテウ・トリアスが作劇を担う「Qui som(キ ソム?)─わたしたちは誰?」では、12人のアーティストが集い、粘土や陶器などのさまざまなオブジェを用いて、“一緒に生きること”を描き出す。
開幕に際し、ドゥクルティは「感動を受け取りました。泣いている方もたくさんいらっしゃいましたし、楽しんでくれている、作品を受け取ってくれていると感じました。私たちのユーモアや演技がシンプルではないというのは分かっていますが、皆さんが私たちのエネルギーを受け取り、一緒に旅をしてくれたと感じました」とコメント。トリアスは「とても満足しています。私たちの国以外で上演し、そこで観客の熱量を感じ取ることが、この作品にも意味を与えると思います。作品のエネルギーがさらに大きくなり、熱量も増していくのです。静岡で公演を重ね、観客の皆さんとともに作品をより大きくしていけると感じています。フランスでもそうですが、毎回観客は異なり、その時々で反応も変わります。ですので、その場の観客とより深くつながり、共鳴していきたいと思います。フランスでは言葉がわかるのですぐに反応が伝わってきますが、日本では字幕がある分、少し遅れて反応が返ってきます。そのことにも意味があると思いますし、楽しんでやりたいと思います。フィナーレで劇場から出てきたとき、観客がとても自由に解放されたように感じました。素晴らしい時間だったと思います」と手応えを語った。「Qui som(キ ソム?)─わたしたちは誰?」の公演は6日まで。
開幕に際し、宮城は「1999年に初演した『王女メデイア』は、NATOがユーゴスラビアに空爆をしていた時期に創っていた作品です。『何が正しいか』ということは未だによくわからないですけれども、文明と文明の間で相手を見下したり、あるいは自分たちが見下されているんではないか、また自分たちが優位だと思っている側もより未開な人たちの方が実は生命力があるんじゃないかという不思議なコンプレックスがあったりする。こういう関係が未だに、というより今まさに起こっている戦争の背景にあると思います。その意味では、びっくりするくらい1999年も2026年も背景になっている諍いの構造が変わっていないと感じます。演劇祭全体で見れば、1999年に初演し27年間上演している作品がある一方で、『Qui som(キ ソム?)』のように世界中で『出現してきた』と話題になっているバロ・デヴェルの作品もあり、石神夏希さんの新作もある。5年前10年前には影も形もなかった新しいものと、この27年間上演している作品の両方を観てもらえるのが、この演劇祭の一つの面白さになっていると思います」と思いを明かした。「王女メデイア」の公演は6日まで。
また昨日3日には、“ストリートシアター”のフェスティバル「
SHIZUOKAせかい演劇祭 2026
開催日程・会場
2026年4月25日(土)〜5月6日(水・振休)
静岡県 静岡芸術劇場、静岡県舞台芸術公園、駿府城公園ほか
Qui som(キ ソム?)─わたしたちは誰?
開催日程・会場
2026年5月3日(日・祝)~6日(水・振休)
静岡県 静岡芸術劇場
スタッフ
作:カミーユ・ドゥクルティ / ブライ・マテウ・トリアス
出演
ルシア・ボカネグラ / ノエミ・ブイッスー / リータ・カルモ・マルティンス / ジュリアン・カシエ / カミーユ・ドゥクルティ / アリマ・アメル / ディミトリ・ジュルド / リータ・マテウ・ドゥクルティ / ブライ・マテウ・トリアス / マルティー・ソレール / ヴォレアク・ウン / ギリエルモ・ベイケルト
王女メデイア
開催日程・会場
2026年5月2日(土)〜6日(水・振休)
静岡県 駿府城公園 紅葉山庭園前広場 特設会場
スタッフ
台本・演出:
音楽:棚川寛子
出演
ストレンジシード静岡2026
開催日程・会場
2026年5月3日(日・祝)~5日(火・祝)
静岡県 駿府城公園、青葉シンボルロードほか静岡市内
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ステージナタリー @stage_natalie
宮城聰演出「王女メデイア」約16年ぶりに静岡で上演、「Qui som(キ ソム?)」もスタート(舞台写真 / コメントあり)
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