人生というドラマを舞台上に…ピーピング・トム来日公演「トリプティック」上演中

ピーピング・トム「トリプティック」が、去る9月27日に東京・世田谷パブリックシアターで開幕した。

これはベルギーのダンスカンパニー、ピーピング・トムの来日公演。「トリプティック」では、オランダのダンスカンパニー・NDTの委嘱作として誕生した三部作「ミッシング・ドア」「ロスト・ルーム」「ヒドゥン・フロア」が再構築される。とある客船を舞台に、ひと癖もふた癖もある男女が“不吉な夜”を繰り広げ……。構成・演出をガブリエラ・カリーソとフランク・シャルティエが手がける。

ピーピング・トムは「ピーピング・トムは、人生というドラマを舞台上に描き出すことを大切にしてきました」「私たちの大切な物語が、日本の皆さまの物語となれば幸いです」と思いを語った。

上演時間は約2時間。東京公演は明日9月30日まで。その後、10月4日に滋賀・滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 中ホール、11日に愛知・穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホールでも公演が行われる。

ピーピング・トム コメント

親愛なる日本の観客のみなさま
ピーピング・トムは、人生というドラマを舞台上に描き出すことを大切にしてきました。
作品の出発は非常に個人的なレベルのものですが、だからこそ共感可能な、しかしながらそこには恐れや悲しみも存在します。
私たちは、登場人物たちがどんな恐怖を抱え、どのように思考し、何を夢見るだろかと、深く深く考えます。
そうすることで、自分たちでも意識していなかったもの、あるいは意識しないようにしているものが呼び覚まされるのです。
私たちの大切な物語が、日本の皆さまの物語となれば幸いです。

ピーピング・トム「トリプティック」

開催日程・会場

2025年9月27日（土）〜30日（火）
東京都 世田谷パブリックシアター

2025年10月4日（土）
滋賀県 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 中ホール

2025年10月11日（土）
愛知県 穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール

スタッフ

構成・演出：ガブリエラ・カリーソ / フランク・シャルティエ

出演

ピーピング・トム