「狂人なおもて往生をとぐ」は1969年に安部公房の推薦で、
上演に向けて稲葉は「清水邦夫の作品はいつも現実が狂乱で虚構であることを教えてくれます。それでいて書かれている言葉は絵空事ではなく本当にそこで感覚を生み起こすための装置です。その簡潔で明瞭でそれでいてアイスピックのように鋭利な言葉を切り開け、手を突っ込んでいくと、人間の臓物や肉片のようなものが実際にぬらぬらと光っていて、それはとても妖艶で挑発的です。この作品はそのような言葉の応酬で、『家族』というコミューンを媒介にして『人間』というものを限界値まで解剖していきます。虚構であると同時に現実的、青春であると同時に絶望的。この言葉たちを、切ったら実際に血が滲み出る『今』の物語として構築し、お客様に快楽の伝達を目指そうと思います。ご期待ください」とコメント。
木村は「自分と向き合う素晴らしいチャンスをいただきました。今回は自分が何度ぶっ壊れるか、楽しみです(笑) みなさまに楽しんで頂けるように頑張りますので、是非観にきてください!」と意気込みを述べた。
公演は10月に東京・IMM THEATERで行われる。チケット情報ほか公演詳細は今後の発表を待とう。
狂人なおもて往生をとぐ ~昔、僕達は愛した~
2025年10月
東京都 IMM THEATER
加美幸伸(Yukinobu KAMI) @kami_rock
木村達成主演「狂人なおもて往生をとぐ」上演決定、演出は稲葉賀恵(コメントあり) https://t.co/ha8ehhmAys