2025年オリヴィエ賞で「千と千尋の神隠し」が4部門ノミネート、最多は「屋根の上のヴァイオリン弾き」

2025年のローレンス・オリヴィエ賞のノミネーションが、昨日3月4日に発表された。

ノミネーションは昨年、ミュージカル「サンセット大通り」で主演男優賞に輝いたトム・フランシス、主演女優賞に輝いたニコール・シャージンガーにより発表された。ミュージカル作品で最多を飾ったのは、バービカン劇場で上演されているミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」で、リバイバル賞を含む13ノミネートを獲得した。さらに、ニコラス・ハイトナー演出のもとジョン・リスゴーがロアルド・ダール役を演じる「Giant」と、ノーベル賞作家アニー・エルノーの「The Years」をエリーネ・アルボの演出で舞台化したプロダクションが、5部門にノミネートされた。

また、橋本環奈、上白石萌音、川栄李奈、福地桃子らが出演し、昨年4月から8月にかけてロンドン・コロシアムで上演された舞台「千と千尋の神隠しSpirited Away」は、演劇部門の作品賞のほか、装置デザイン賞、衣裳デザイン賞、音響デザイン賞で候補に挙がった。なお、舞台「千と千尋の神隠しSpirited Away」は7・8月に中国・上海での上演を予定している。

ローレンス・オリヴィエ賞授賞式は現地時間4月6日にロイヤル・アルバート・ホールで開催される。