ゆうめい新作「ハートランド」開幕、池田亮「各々の人間が鍋に入っているような内容」

ゆうめい「ハートランド」が、昨日4月20日に東京・東京芸術劇場 シアターイーストで開幕した。

これは、池田亮が作・演出を手がけるゆうめいの新作公演。劇中では、ある一夜が描かれる。「ハートランド」という名の映画の公開日、岡は、劇場映画をビデオカメラで撮影し海賊版の制作をしていた須田を映画館で捕まえる。その事件をきっかけに、映画に興味を持ち監督を志した岡は、俳優・相葉とモキュメンタリーを撮影することに。相葉の地元へ向かうと、そこには映画のタイトルと同じ名前の店・ハートランドがあり……。出演者には相島一之、sara、高野ゆらこ、児玉磨利、鈴鹿通儀、田中祐希が名を連ねた。

開幕に際し、池田は「ハートランドの幕が開きました。今回の話は数年前から描きたいと思っていた内容で、実体験から描く舞台を作る際に脳裏に何度か浮かんだ違和感を基に、体験したことからより遠くを描きました。途中、鍋を囲むシーンがあるのですが、各々の人間が鍋に入っているような内容だと思います。2年前に上演した『姿』とはまた全然違う新たな場所を目撃していただけますと幸いです。4月30日まで東京芸術劇場にてお待ちしております」とコメントした。

上演時間は約2時間で、公演は4月30日まで。なお公演終了後には、池田とゲストによるアフタートークが実施され、昨日21日には徳永京子、明日22日13:00開演回には安藤玉恵、25日19:00開演回には山崎一、26日19:00開演回には玉田真也、27日19:00開演回には松井周、加藤拓也、29日13:00開演回には伊藤亜紗がゲストとして登場する。また、ゆうめいが2021年に同劇場で上演した「姿」が、ゆうめいの公式YouTubeチャンネルで4月30日23:59までの期間限定で無料公開されている。