ミュージカル「キャメロット」が10月に東京・日生劇場、11月に大阪・大阪松竹座で上演されることがわかった。
本作はアーサー王伝説を描いたT.H.ホワイトの「永遠の王」を原作に、アラン・ジェイ・ラーナーが脚本、フレデリック・ロウが作曲を手がけ、1960年にアメリカ・ニューヨークのブロードウェイで初演されたグランドミュージカル。初演ではトニー賞4部門に輝き、その後映画化もされた。
舞台は中世イングランドの都・キャメロット。森の中で出会ったグィネヴィアを王妃に迎えたアーサー王は、“円卓の騎士”たちと正義と公平さを信じた統治を目指す。しかし、その騎士道精神にほれ込んだフランス人騎士ランスロットとグィネヴィアが密かに愛し合っていることを知り、さらには隠し子のモルドレッドが現れて……。
日本初演となる今回は、
坂本は「実は今作の様な中世ヨーロッパの騎士道を題材とした物語をいつかはやってみたいと思っていました」と明かし、「アーサー王のようにみんなで円卓を囲みコミュニケーションと作品愛を深め、お客様の心に響くミ ュージカルになるよう頑張っていきたいと思います」と決意を述べた。坂本のコメント全文、宮田、桐山、唯月のコメントは以下の通り。
宮田慶子コメント
1960年に初演された「キャメロット」は、クラシカルでロマンティックであり、そして美しい楽曲と共に、緻密な人間ドラマとセリフで紡がれた、重厚感のあるミュージカルです。
“英雄・アーサー王”としてだけでなく、「円卓会議」に至るまでの苦悩と決断、その根幹となる揺るぎない「平和と協調の世界」を求めるアーサーの哲学と願いが、日々戦禍の報を目にする今こそ、より一層深く心に響いてきます。治世と愛と正義に苦悩して揺れるアーサー王には、近年ますます円熟の活躍をなさる坂本昌行さん。そして桐山照史さん、唯月ふうかさん、今井清隆さん、入野自由さん、他の皆さんとご一緒に作り上げる舞台を、とても楽しみにしています。
坂本昌行コメント
開場60周年という記念の年に再び日生劇場の舞台に立てる事を嬉しく思います。実は今作の様な中世ヨーロッパの騎士道を題材とした物語をいつかはやってみたいと思っていました。
それが今回2度目となる宮田慶子さんの演出、そして多彩なキャスト陣と共に作品を作れる事に大きな喜びを感じています。アーサー王のようにみんなで円卓を囲みコミュニケーションと作品愛を深め、お客様の心に響くミュージカルになるよう頑張っていきたいと思います。
桐山照史(ジャニーズWEST)コメント
関西ジャニーズJr.時代からお世話になっている松竹さんの作品に出演させて頂ける事が本当に嬉しいです! 今から日生劇場、松竹座に帰るのが楽しみです。そして舞台「赤シャツ」でお世話になった演出家、宮田慶子さんと再びタッグを組ませていただける事も本当に嬉しいです。今回も慶子さんにいっぱい甘えさせていただきます。(笑) そして、何より! 先輩の坂本君と同じ舞台に立てる事に感動しています! いつか舞台でご一緒させていただきたい。という僕の夢の1つが叶いそうです。大先輩に負けないように必死に食らいつかせていただきます。
全てのキャスト、スタッフの皆さんと最高の「キャメロット」をお届けできるように、全力で挑みます!
唯月ふうかコメント
私自身、王妃という初めて挑戦する役柄で、とてもドキドキしております。高貴な美しさと王妃としてのオーラを身につけられるよう、仕草や立ち居振る舞いをしっかり研究し、お稽古に臨みたいと思います。台本を読んで、各々が従わざるを得ない現実と向き合いながらも葛藤している描写、本心を隠して強く生きている姿に胸が苦しくなりました。グィネヴィアの心の奥にある繊細な感情の変化、上品さ、包容力と強さをしっかり表現できるように、そしてグィネヴィアを通して、新たな自分の引き出しを見つけたいと思います。
ミュージカル「キャメロット」
2023年10月
東京都 日生劇場
2023年11月
大阪府 大阪松竹座
脚本・歌詞:アラン・ジェイ・ラーナー
音楽:フレデリック・ロウ
演出:
翻訳・訳詞:
CAMELOT is presented through special arrangement with Music Theatre International(MTI), New York, NY, USA.
All authorized performance materials are also supplied by MTI. www.mtishows.com
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坂本昌行がアーサー王役に、ブロードウェイミュージカル「キャメロット」宮田慶子の演出で日本初演(コメントあり) https://t.co/kRJgihqnHD