「キャメロット」で“ジリジリバタバタ”の坂本昌行、桐山照史に宣言「ライバルです」

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坂本昌行が主演を務めるミュージカル「キャメロット」の製作発表記者会見が、本日8月29日に東京都内で行われた。

ミュージカル「キャメロット」製作発表記者会見より、左から入野自由、唯月ふうか、坂本昌行、桐山照史、今井清隆 。

ミュージカル「キャメロット」製作発表記者会見より、左から入野自由、唯月ふうか、坂本昌行、桐山照史、今井清隆 。

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「キャメロット」はアーサー王伝説を描いたT.H.ホワイトの「永遠の王」を原作に、アラン・ジェイ・ラーナーが脚本、フレデリック・ロウが作曲を手がけ、1960年にアメリカ・ニューヨークのブロードウェイで初演されたミュージカル。初演ではトニー賞4部門に輝き、その後映画化もされた。日本初演となる今回は、演出を宮田慶子が務める。

松竹の山根成之取締役副社長 演劇本部長。

松竹の山根成之取締役副社長 演劇本部長。[拡大]

本日の会見には演出の宮田、アーサー役の坂本のほか、ランスロット役の桐山照史(ジャニーズWEST)、グィネヴィア役の唯月ふうか、モルドレッド役の入野自由、ペリノア役の今井清隆、そして松竹の山根成之取締役副社長 演劇本部長が出席した。山根副社長は、戦いが絶えない世の中でもアーサーが正義と公正さを信じ、法による統治を目指していたことに触れながら、「今は世界各地でいつ戦争が起きてもおかしくない時代。ぜひ現代におけるこの作品の意味合いを感じていただければ幸いです」と語る。

宮田慶子

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宮田は「『キャメロット』はとても人間臭い物語。アーサー王は愛情と友情の狭間で苦しみます」と本作を紹介。坂本の出演について宮田は「今回は坂本さんに、“ジリジリ、バタバタ”してもらいたい。アーサーが悩み狂う姿を演じていただくのが楽しみです」と話し、「楽曲が素晴らしく、キャストの皆さんが『毎晩音楽が頭の中でループして眠れない』と言っていました(笑)。ぜひお楽しみに」と観客にメッセージを送った。

左から桐山照史、坂本昌行。

左から桐山照史、坂本昌行。[拡大]

坂本は「台本を開いて『演出:宮田慶子』と書いてあるのを見て、お引き受けすることを決めました」と宮田への厚い信頼をのぞかせる。初めて王を演じるという坂本は、ビジュアル撮影を振り返って「服を着るだけでも大変だった。王の衣裳に着られていましたね」と言い、「アーサー王は悩み苦しみますが、結末には光を感じました」「我々も伝説を作っていけたら」と抱負を述べる。

左から坂本昌行、桐山照史。

左から坂本昌行、桐山照史。[拡大]

桐山は「ランスロットはいろいろな方が演じた役。『桐山のランスロットも良かったな』と思ってほしい。坂本くんの主演作なので、大船に乗った気持ちです」とコメント。また桐山は、自身がまだジャニーズWESTメンバーでなかった頃、坂本がラジオ出演時にライバルとして桐山の名前を挙げていたことに触れ、「いつか共演したいと思っていました」と出演を喜ぶ。坂本は「実はあのとき、ちょっと話を膨らませてライバルって言ったんだ……ごめん!」と打ち明けて桐山を笑わせ、続けて「でも『のちのちライバルになってほしい』という願いを込めていました。後輩とこうして同じ舞台に立てるのは良い意味のプレッシャーがあり、僕自身も成長できる。今の桐山くんは本当に僕のライバルです。話、盛ってないですよ!」と桐山に笑顔を向けた。

唯月ふうか

唯月ふうか[拡大]

アーサー王の妃・グィネヴィアを演じる唯月は「初めての王妃役です。王妃というとスラッとしたイメージなので、出演のお話をいただいたときは自然と姿勢が良くなりました」と背筋を伸ばしてみせる。また坂本の印象を尋ねられた唯月は「舞台に立つ坂本さんは発光している」と共演者の笑いを誘い、「私も妻役として堂々と隣に立てるよう、キラキラしたいと思います」と意気込みを語った。

入野自由

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入野が演じるモルドレッドは、アーサーの隠し子という役どころ。入野は唯月の「初の王妃役」という発言に触れて「僕も初の隠し子役。モルドレッドは後半に出てきて、全部ぶち壊す人です。そういう立ち回りの役も初めてなので面白くなりそう」と言う。入野が「嫌われるのは役柄だけでありたいです。よろしくお願いします!」と共演者にあいさつすると、桐山が「絶対大丈夫です!(笑)」と受け止めていた。

今井清隆

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以前から本作の楽曲を知っていたという今井は「日本初演キャストに選ばれたことがうれしい」と述べ、「私が演じるペリノアはアーサー王の親友。台本ではお年寄りっぽい話し方をしていたので、演出の宮田さんに『おじいさんらしく演じたほうがいいですか?』と聞いたら『そのままで大丈夫ですよ』と(笑)。若い皆さんと一緒に、素敵な作品にできたら」と意気込みを語った。

公演は10月7日から28日まで東京・日生劇場、11月4日から20日まで大阪・大阪松竹座で行われる。

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ミュージカル「キャメロット」

2023年10月7日(土)~28日(土)
東京都 日生劇場

2023年11月4日(土)~20日(月)
大阪府 大阪松竹座

脚本・歌詞:アラン・ジェイ・ラーナー
音楽:フレデリック・ロウ
演出:宮田慶子
翻訳・訳詞:高橋亜子

キャスト

アーサー:坂本昌行

ランスロット:桐山照史(ジャニーズWEST)

グィネヴィア:唯月ふうか

モルドレッド:入野自由

ペリノア:今井清隆

辰巳智秋、咲良 / 石川剛、土倉有貴、平山トオル、中野亮輔、深堀景介、榎本成志、柴原直樹 / 玲実くれあ、鈴木満梨奈、関根結花、寺町有美子、油井杏奈、金子桃子 / 大河原爽介(Wキャスト)、及川桃利(Wキャスト) / 西尾郁海、漆間良尚

※西尾郁海、漆間良尚はスウィング。

CAMELOT is presented through special arrangement with Music Theatre International(MTI), New York, NY, USA.
All authorized performance materials are also supplied by MTI. www.mtishows.com

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