バトンを勝手に受け取って、西岳が「あたらしい憲法のはなし3」を脚色・演出

1

143

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 45 62
  • 36 シェア

演劇系大学共同制作公演「あたらしい憲法のはなし3」が、9月10日から12日まで東京・東京芸術劇場 シアターイーストにて上演される。

演劇系大学共同制作公演「あたらしい憲法のはなし3」チラシ表

演劇系大学共同制作公演「あたらしい憲法のはなし3」チラシ表

大きなサイズで見る(全4件)

これは、演劇の実技教育を有する都内の5大学による東京演劇大学連盟(演大連)の共同制作公演。第8回となる今回は、多摩美術大学が“担当校”となり、企画立案を行なった。

今回上演されるのは、日本国憲法が施行された1947年に文部省が発行した「あたらしい憲法のはなし」を底本に、ままごとの柴幸男が手がけた「あたらしい憲法のはなし」を、シラカンの西岳が脚色・演出する「あたらしい憲法のはなし3」。上演に向けて西は「柴さんたちがつないだバトンを勝手に受け取って、今回『あたらしい憲法のはなし3』を創作します。だいぶ勝手に受け取っています。でも普通に生活を送るためには憲法というルールは無関係じゃないんです。だから誰でも勝手にバトンを受け取って、話し合って考えていいんだと思ってます。今回もまた誰かが勝手にバトンを持っていきたくなるような、現実と理想と虚構の話し合いに挑みます。そんな時間の流れにぜひノリにきてください」とコメントしている。

なお9月11日18:30開演回の終演後には「A Chat About Our Future」と題し、MCを水谷八也が務め、西と野上絹代、柴が登壇するアフタートークが実施されるほか、9月19日にはオンラインで「大学における演劇教育と演劇界~豊かな関係性の構築のために~」と題したシンポジウムが多摩美術大学 上野毛キャンパスで行われる。さらにオンデマンド配信も予定されているので、詳細は続報を待とう。

この記事の画像(全4件)

演劇系大学共同制作公演「あたらしい憲法のはなし3」

2021年9月10日(金)~12日(日)
東京都 東京芸術劇場 シアターイースト

脚色・演出:西岳
底本:「あたらしい憲法のはなし」(文部省・1947)
原作:「あたらしい憲法のはなし』(柴幸男・2015)
出演:大塚遊馬、高橋卓臣、藤井直美、小室里菜、大塚美幸、ジャイル・イェブラ、柿原寛子、木村友哉、土本燈子、遠藤しおり、三島孝之輔、水越里歌、池村爽、山本美佳、鈴鹿通儀、鈴木拓也、高橋星音、富山華佳、濱野ゆき子

全文を表示

読者の反応

  • 1

ステージナタリー @stage_natalie

バトンを勝手に受け取って、西岳が「あたらしい憲法のはなし3」を脚色・演出(コメントあり)
https://t.co/Zy4q670Fo2 https://t.co/MCHVHOfqrr

コメントを読む(1件)

関連記事

西岳のほかの記事

リンク

このページは株式会社ナターシャのステージナタリー編集部が作成・配信しています。 西岳 / 柴幸男 / 野上絹代 / 水谷八也 / 鈴鹿通儀 の最新情報はリンク先をご覧ください。

ステージナタリーでは演劇・ダンス・ミュージカルなどの舞台芸術のニュースを毎日配信!上演情報や公演レポート、記者会見など舞台に関する幅広い情報をお届けします