2009年にスタートした「挑む」は、松也が主宰する自主公演シリーズ。10回目にして最終公演となる今回は、新作歌舞伎「赤胴鈴之助」が披露される。これは1954年から1960年まで「少年画報」で連載された同名マンガを原作にした歌舞伎作品。「赤胴鈴之助」はラジオドラマや映画、テレビドラマなどさまざまにメディア展開されており、テレビドラマ版では松也の父である故・六代目尾上松助が子役時代に主役を演じた。
今回は
松也は長年の友人である生田と共に歌舞伎を作ること、父・松助が演じた「赤胴鈴之助」をいつか新作歌舞伎にすることが夢だったといい、「今回その夢の二つが同時に実現出来ます事は大変感慨深いです。まだ世界はコロナ禍の厳しい状況から抜け出せておりませんが、出演者スタッフ一同、精一杯勤めますのでぜひ『挑む』最終公演を劇場にてご体感ください!」とメッセージを送る。
また生田は「何事にも臆さず、常に挑戦し続けている松也さんの姿を近くで見ていて、沢山の刺激を受けてきました。彼の思いに背中を押され、人生初の歌舞伎に挑みます」と意気込みを語り、「生前僕にも大変よくしてくださった、松也さんのお父様、松助さんも喜んでくださっていると信じて。演劇の街、下北沢からお送りする歌舞伎公演。『挑む』しっかりと勤めます」とコメントした。
尾上松也コメント
この度四年ぶりに10回目の自主公演「挑む」を開催させて頂く事になりました。
私にとりまして大切な公演をしばらくお休みせざるを得なかったのは、とても心苦しく思っておりましたので公演を開催出来る事は有難く、またこの節目の10回目に長年の友人である生田斗真さんにご出演頂ける事はこの上ない喜びです。
生田さんとは20年以上のお付き合いになり、私は学生時代から「斗真と一緒に歌舞伎の作品を作る」と言うのが夢でございました。
そしてもう一つの夢が私の亡父、六代目尾上松助が幼少期に演じ人気を得た「赤胴鈴之助」をいつか新作歌舞伎として形にしたいと構想しておりまして、今回その夢の二つが同時に実現出来ます事は大変感慨深いです。
まだ世界はコロナ禍の厳しい状況から抜け出せておりませんが、出演者スタッフ一同、精一杯勤めますのでぜひ「挑む」最終公演を劇場にてご体感ください!
生田斗真コメント
高校時代、松也さんが「いつか一緒に舞台をしたいね」と言ってくれたことがありました。今回お話をいただいたとき、その時の思い出が蘇って鳥肌が立ちました。
何事にも臆さず、常に挑戦し続けている松也さんの姿を近くで見ていて、沢山の刺激を受けてきました。
彼の思いに背中を押され、人生初の歌舞伎に挑みます。
また歌舞伎界にとっても新たな挑戦になるであろう公演に立ち会える事、この上なく幸せに感じております。生前僕にも大変よくしてくださった、松也さんのお父様、松助さんも喜んでくださっていると信じて。
演劇の街、下北沢からお送りする歌舞伎公演。「挑む」しっかりと勤めます。
尾上松也歌舞伎自主公演「挑むVol.10 ~完~」新作歌舞伎「赤胴鈴之助」
2021年8月13日(金)~22日(日)
東京都 本多劇場
演出・振付:
出演:
賛助出演:
特別出演:
関連記事
KeNhO @KxExNxHxO
尾上松也の自主公演「挑む」ファイナルは「赤胴鈴之助」、生田斗真が特別出演(コメントあり) https://t.co/jOGzea7ue4