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荻田浩一が繊細に描き出す、東山義久&海宝直人の「イヴ・サンローラン」開幕

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ミュージカル「イヴ・サンローラン」ゲネプロより。

ミュージカル「イヴ・サンローラン」ゲネプロより。

ミュージカル「イヴ・サンローラン」が、本日2月15日に東京・よみうり大手町ホールで開幕した。ステージナタリーでは、初日公演に先駆けて同日に実施されたゲネプロの様子をレポートする。

荻田浩一が作・演出を手がける本作は、約40年にわたりファッション業界をリードした、フランスを代表するファッションデザイナー、イヴ・サンローランの生涯を描くミュージカル。サンローラン役は東山義久海宝直人がWキャストで演じる。なお本日のゲネプロには東山が出演した。

舞台上には白い階段状の装置が組まれ、劇中にはサンローランの生涯のパートナーだったピエール・ベルジェ(上原理生)をはじめ、クリスチャン・ディオール(大山真志)、ココ・シャネル(安寿ミラ)など、サンローランを取り巻いた人物たちが登場する。彼らは朝月真次郎によるスタイリッシュな衣装を身にまとい、サンローランの生い立ちや苦悩、デザイナーとしての人生を語っていく。

次々に切り替わる照明が幻想的な雰囲気を作り出す中、アンサンブルたちはモンドリアンやサファリルック、パンタロンなど、サンローランの生み出したスタイルをイメージしたコスチュームを身に着けてシャープなダンスを披露し、物語を華やかに彩る。タイトルロールを務める東山は、繊細なサンローランを神経質そうに眼鏡を押し上げながら演じ、彼がアルコールに溺れていく様子を妖艶なダンスで表した。上原は、サンローランを包み込むベルジェの献身的な愛を艶やかな低音で表現。さらに安寿はドレスやスーツにピンヒール姿で舞台上を颯爽と闊歩し、力強い歌声で会場を魅了した。また多彩な歌声を披露しつつコミカルな所作で客席を笑わせる伊東弘美や、パニエで膨らんだスカートを揺らしながら物語を進行する皆本麻帆の愛らしい表情にもぜひ注目しよう。

開幕に際し、キャストたちからのコメントが到着。東山は「自身の身体を通し、少しでもイヴ・サンローランの魅力をお伝えできる様、この素敵なカンパニーと共に輝きたいと思います」、海宝は「演出の荻田さんが創り出す世界観を皆様にしっかりとお届けできるようにイヴ・サンローランという人物を繊細に表現していけたらと思っています」とそれぞれメッセージを送っている。

なお上原は2月19日までの出演となり、20日以降は大山がベルジェ役を、川原一馬がディオール役を担当する。このほかの出演者には、神田恭兵奥田努和田泰右、青木謙、RIHITO、中塚皓平、橋田康、小野沢蛍、中岡あゆみが名を連ねた。一部公演ではキャストたちが登壇するアフタートークも。上演時間は休憩20分を含む約2時間20分。東京公演は3月3日まで行われ、その後3月26日に兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールで上演される。

東山義久コメント

昨年10月30日にフランス大使館で制作発表をさせて頂いてより3ヶ月、キャスト、スタッフの皆様とのリハーサルを重ね、本日初日を迎えることができました。期待と不安が共存する日々でしたが、濃密で素敵な時間を過ごした感謝と自信をもって初日に臨みたいと思っています。自身の身体を通し、少しでもイヴ・サンローランの魅力をお伝えできる様、この素敵なカンパニーと共に輝きたいと思います。

海宝直人コメント

実在のファッションデザイナー、イヴ・サンローランの実像に迫りながら、ファンタジックなミュージカルならではの表現でファッションの世界が鮮やかに描かれます。演出の荻田さんが創り出す世界観を皆様にしっかりとお届けできるようにイヴ・サンローランという人物を繊細に表現していけたらと思っています。

ミュージカル「イヴ・サンローラン」

2019年2月15日(金)~3月3日(日)
東京都 よみうり大手町ホール

2019年3月26日(火)
兵庫県 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール

作・演出:荻田浩一
音楽:斉藤恒芳

キャスト

イヴ・サンローラン:東山義久(Wキャスト) / 海宝直人(Wキャスト)

伊東弘美皆本麻帆 / 上原理生(Wキャスト)、大山真志(Wキャスト)、川原一馬(Wキャスト)、神田恭兵奥田努和田泰右 / 青木謙、RIHITO、中塚皓平、橋田康、小野沢蛍、中岡あゆみ / 安寿ミラ

※上原理生は東京公演のみ2月19日まで出演し、川原一馬は2月20日以降の公演に出演する。

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