ミュージカル「イヴ・サンローラン」が、本日2月15日に東京・よみうり大手町ホールで開幕した。ステージナタリーでは、初日公演に先駆けて同日に実施されたゲネプロの様子をレポートする。
舞台上には白い階段状の装置が組まれ、劇中にはサンローランの生涯のパートナーだったピエール・ベルジェ(
次々に切り替わる照明が幻想的な雰囲気を作り出す中、アンサンブルたちはモンドリアンやサファリルック、パンタロンなど、サンローランの生み出したスタイルをイメージしたコスチュームを身に着けてシャープなダンスを披露し、物語を華やかに彩る。タイトルロールを務める東山は、繊細なサンローランを神経質そうに眼鏡を押し上げながら演じ、彼がアルコールに溺れていく様子を妖艶なダンスで表した。上原は、サンローランを包み込むベルジェの献身的な愛を艶やかな低音で表現。さらに安寿はドレスやスーツにピンヒール姿で舞台上を颯爽と闊歩し、力強い歌声で会場を魅了した。また多彩な歌声を披露しつつコミカルな所作で客席を笑わせる
開幕に際し、キャストたちからのコメントが到着。東山は「自身の身体を通し、少しでもイヴ・サンローランの魅力をお伝えできる様、この素敵なカンパニーと共に輝きたいと思います」、海宝は「演出の荻田さんが創り出す世界観を皆様にしっかりとお届けできるようにイヴ・サンローランという人物を繊細に表現していけたらと思っています」とそれぞれメッセージを送っている。
なお上原は2月19日までの出演となり、20日以降は大山がベルジェ役を、
東山義久コメント
昨年10月30日にフランス大使館で制作発表をさせて頂いてより3ヶ月、キャスト、スタッフの皆様とのリハーサルを重ね、本日初日を迎えることができました。期待と不安が共存する日々でしたが、濃密で素敵な時間を過ごした感謝と自信をもって初日に臨みたいと思っています。自身の身体を通し、少しでもイヴ・サンローランの魅力をお伝えできる様、この素敵なカンパニーと共に輝きたいと思います。
海宝直人コメント
実在のファッションデザイナー、イヴ・サンローランの実像に迫りながら、ファンタジックなミュージカルならではの表現でファッションの世界が鮮やかに描かれます。演出の荻田さんが創り出す世界観を皆様にしっかりとお届けできるようにイヴ・サンローランという人物を繊細に表現していけたらと思っています。
ミュージカル「イヴ・サンローラン」
2019年2月15日(金)~3月3日(日)
東京都 よみうり大手町ホール
2019年3月26日(火)
兵庫県 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
作・演出:
音楽:斉藤恒芳
キャスト
イヴ・サンローラン:
※上原理生は東京公演のみ2月19日まで出演し、川原一馬は2月20日以降の公演に出演する。
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- ミュージカル「イヴ・サンローラン」公式ホームページ|出演キャストやチケット情報|2019年2月~3月、東京・兵庫にて上演
- ミュージカル「イヴ・サンローラン」 (@yume_monsho) | Twitter
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LIM編集部 @lesmisquarti30
【公演レポート】荻田浩一が繊細に描き出す、東山義久&海宝直人の「イヴ・サンローラン」開幕(コメントあり / 写真24枚) - ステージナタリー https://t.co/428Qb9MAtU