「ブラッド・ブラザーズ」ビジュアル解禁、上演に向けたキャストの意気込みも

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来年3月から4月にかけて上演される、ミュージカル「ブラッド・ブラザーズ」のビジュアルが解禁された。

ミュージカル「ブラッド・ブラザーズ」ビジュアル

ミュージカル「ブラッド・ブラザーズ」ビジュアル [拡大]

公開されたビジュアルでは、キャストがそれぞれのニュアンスを含んだ表情を見せている。またこのたび、キャストたちからコメントが寄せられた。ミッキーをWキャストで演じる小林亮太渡邉蒼は「作品が創られたのは40年以上前ですが、現代の我々にも通じる部分がありますし、お客様が観劇後にどういう気持ちで劇場を後にするのだろうと楽しみにしつつ、精一杯頑張ります」(小林)、「ミッキーはやんちゃな性格ですが、それも自分を守る行動と言うか、心の中はとても繊細な男の子だと思うので、そうした部分を丁寧に描いて行きたいです」(渡邉)、エディをWキャストで演じる山田健登島太星は「亮太君とペア組んで、どんな科学反応が生まれるのかも楽しみですし、覚悟を持って挑みたいと思います」(山田)、「エディは裕福な家庭で何不自由なく育ちますが、何も知らないまま育ってしまった一面もあるので、光の部分だけでなく、エディの影の部分も丁寧に演じていきたいです」(島)とコメントした。

小林、渡邉、山田、島のコメント全文とそのほかのキャストのコメントは以下の通り。「ブラッド・ブラザーズ」は、脚本・音楽・歌詞をウィリー・ラッセルが手がけ、1983年にイギリスで初演された作品。劇中では、数奇な運命をたどる双子、ミッキーとエディを中心とした物語が展開する。公演は来年3月9日から4月2日までシアタークリエ、4月10日から12日まで大阪・サンケイホールブリーゼにて行われ、東京公演分のチケット一般前売りは12月20日、東京公演分のチケット一般前売りは25日に開始する。

小林亮太 コメント

ミッキーにとってエディは、お互いがいることで自分を保てる存在、自分はこれで良いんだと思い合えるような関係性なのかな、と思います。

作品が創られたのは40年以上前ですが、現代の我々にも通じる部分がありますし、お客様が観劇後にどういう気持ちで劇場を後にするのだろうと楽しみにしつつ、精一杯頑張ります。

渡邉蒼 コメント

ミュージカルという手法を用いながら、残酷な現実というものを描いている点がとても魅力的です。登場人物全てがこの奇妙な運命を描くための駒のようで、すごく面白い作品だと思いました。ミッキーはやんちゃな性格ですが、それも自分を守る行動と言うか、心の中はとても繊細な男の子だと思うので、そうした部分を丁寧に描いて行きたいです。

山田健登 コメント

ミッキーとエディが違う環境で生きているからこそ共鳴し合える部分もあるし、すれ違う部分もあるから最後の結末になると思うのですが、その隠しきれない血の繋がりの部分を、大事にしていきたいです。亮太君とペア組んで、どんな科学反応が生まれるのかも楽しみですし、覚悟を持って挑みたいと思います。

島太星 コメント

エディは裕福な家庭で何不自由なく育ちますが、何も知らないまま育ってしまった一面もあるので、光の部分だけでなく、エディの影の部分も丁寧に演じていきたいです。僕自身、生まれ変わったらこういう環境にいるかもしれないなどと思いましたので、ご覧になるお客様にも共感できる部分がたくさんあると思いますし、素敵な作品になるよう、渡邉くんと一緒に頑張ります。

小向なる コメント

ミッキーとエディは、多分お互いに自分がなりたかった姿なんだろうと思い、切なく感じました。リンダは明るく勝気な女の子に見えますが、その裏の背景を想像させる人物で、自分がこのキャラクターの魅力をどうやって伝えるか、これから深めてゆくのを楽しみにしています。

秋沢健太朗 コメント

僕は、自分が演じるサミーは暴力と反抗、そして絶望の象徴だと考えていて、非常に重要な役どころだと受け止めています。

貧困層の格差が作品のテーマの1つだと思うのですが、令和になってこの作品を皆様にお届けするという意味を自分の中でも咀嚼しながら、臨みたいと思います。

東山義久 コメント

以前「ブラッド・ブラザーズ」を拝見した時、ミッキーとエディの絆がすごく印象に残りました。今回はナレーター役として、僕を通した世界観をお客様に見ていただけると思うのですが、自分の役が男性なのか女性なのか、天使なのか悪魔なのか、色々考察しながら創っていきたいです。新しい挑戦を楽しみにしています。

戸井勝海 コメント

僕が演じるミスター・ライオンズは、自分が思う家族の幸せと、家族が求めている幸せが一致しないような、ある意味当時を象徴する男性かもしれません。現代の、対立が明確化する世の中で忘れてはいけないメッセージが底辺に流れている作品だと思います。劇場でお待ちしております。

瀬奈じゅん コメント

台本を読んで、愛と憎しみ折り混ざったすごく良い作品だと思いました。私が演じるミセス・ライオンズは、人生で唯一手に入らないことへの欲望を持っていて、自分に正直な人だと捉えています。多くの方から「あの『ブラッド・ブラザーズ』に出演するんですね!」と言っていただいたこの素晴らしい作品を、大切に演していきたいと思います。

安蘭けい コメント

ミセス・ジョンストンがした選択は、それしかなかったと思うととてもかわいそうな女性ですが、その反面力強く生きていこうとするエネルギーにも溢れているし、母性溢れる人なのだろうと思います。再演を重ね愛されている作品ですが、新しい「ブラッド・ブラザーズ」を新たなメンバーで創っていきますので、今までご覧になった方もそうでない方も、ぜひ楽しみにしてください。

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ミュージカル「ブラッド・ブラザーズ」

開催日程・会場

2026年3月9日(月)〜4月2日(木)
東京都 シアタークリエ

2026年4月
大阪府 サンケイホールブリーゼ

スタッフ

脚本・音楽・歌詞:ウィリー・ラッセル
翻訳:伊藤美代子
訳詞:小林香
演出:日澤雄介

出演

ミッキー:小林亮太 / 渡邉蒼
エディ:山田健登 / 島太星
リンダ:小向なる
サミー:秋沢健太朗
ナレーター:東山義久
ミスター・ライオンズ:戸井勝海
ミセス・ライオンズ:瀬奈じゅん
ミセス・ジョンストン:安蘭けい
菊地まさはる / 白鳥光夏 / 菅井理久 / 田代明 / 千葉由香莉 / 花咲まこと / 平山トオル

※田代明、花咲まことはスウィング。

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