新派130年記念シンポジウム「新派再考」が、昨日10月7日に東京・立教大学 池袋キャンパス 太刀川記念館 3階 カンファレンス・ルームにて開催された。
本企画では、今年2018年に創始130年を迎える
またシンポジウムのメインとして行われた座談会には、新派劇団員の
雪之丞は「新派の女方の一番の特徴は、やはり女優さんと同じ舞台に立つ、ということです。そのぶんだけ、新派では女方の魅力を出す必要性を感じています。新派は日本語の美しさを感じることのできる芝居を作ってきましたので、それをいつも心がけるようにしています」と“新派の女方”としての努力を語り、齋藤は「新派にはセリフだけでは表現されないような登場人物の内面も、音楽が静かに鳴ることによって伝えることができる。劇団の座付き作家として、これまでの新派の特性を踏襲しながら、新たなバリエーションが増えるように作品作りをしています。1作1作手応えを感じる作品、お客様に楽しんでいただける作品を作っていきたい」と意気込みを語った。
さらに11月に上演される新作「犬神家の一族」について、雪之丞は「あの(スケキヨの)足も出てくるようですし、映画では描かれなかったエピソードも盛り込まれた『犬神家の一族』になります!」と観客の期待をあおり、座談会を締めくくった。
新派130年記念シンポジウム「新派再考」
2018年10月7日(日)13:00~17:00 ※終了
東京都 立教大学 池袋キャンパス 太刀川記念館 3階 カンファレンス・ルーム
登壇者:
新橋演舞場・大阪松竹座 11月新派特別公演「犬神家の一族」
2018年11月1日(木)~10日(土)
大阪府 大阪松竹座
2018年11月14日(水)~25日(日)
東京都 新橋演舞場
原作:横溝正史(「犬神家の一族」角川文庫)
脚色・演出:齋藤雅文
キャスト
宮川香琴:水谷八重子
犬神松子:波乃久里子
犬神竹子:瀬戸摩純
犬神梅子:河合雪之丞
犬神佐清 / 青沼静馬:浜中文一
野々宮珠世:春本由香 / 河合宥季(交互出演)
金田一耕助:喜多村緑郎
古館恭三:田口守
橘警察署長:佐藤B作
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