これは、創始138年を迎える新派と、劇団創設78年となる松竹新喜劇がタッグを組む公演。2団体が合同で公演を行うのは、2019年以来となる。茂林寺文福作、平戸敬二脚色、
中野實作、石井ふく子演出による「明日の幸福」は1954年以来上演を重ねるホームドラマ。2026年で100歳を迎える石井が、三世代同居の家族の様子をコメディタッチに仕立てる。熟年世代の夫婦役を新派の
出演に際し、久本は「長い歴史を誇る二つの劇団の合同公演で、私もゲストとして少しでも足跡を残せればと張り切っております」と意気込みを語り、高島は「脳トレと体力をしっかりとつけて臨みたいと思います」と意欲をのぞかせた。チケットの一般販売は3月25日10:00にスタート。
高島礼子コメント
この度、伝統ある新派さんと松竹新喜劇さんの公演に初めて参加させていただくことになり、とても緊張しています。水谷八重子さんや渋谷天外さんなど、芸達者な方々とご一緒出来るなんて光栄です。様々なことを学んで良い経験にしたいと思っています。
「明日の幸福」の台本を拝読した際、その緻密な構成に感動、そして笑顔になれました。演出は敬愛する石井ふく子先生です。「女たちの忠臣蔵」でお教えをいただいて以来、「春日局」「おんなの家」、そして最近では「かたき同志」でご一緒させて頂きました。このお芝居ではスピーディーで細かなタイミングが重要だと先生から伺い、脳トレと体力をしっかりとつけて臨みたいと思います。
久本雅美コメント
松竹新喜劇さんとはここ数年、関西の舞台でご一緒して、色々な役をさせていただきました。
今回は令和4年に京都南座で勤めた「お種と仙太郎」のお岩役を東京で再演できること、大変嬉しく思っております。仲の良い渋谷天外さんや新派の波乃久里子さんが出演してくださることも有難く、また、昨年スタートした松竹新喜劇の新体制の主軸となられた5人の若手の方々とご一緒できるのも楽しみです。
「明日の幸福」は新派の中では珍しい喜劇作品だそうで、特に「花嫁」で大変お世話になった大好きな石井ふく子先生の演出とお聞きし、私でお役に立つ事があればと、出演させていただくことにしました。長い歴史を誇る二つの劇団の合同公演で、私もゲストとして少しでも足跡を残せればと張り切っております。
新派・松竹新喜劇 合同喜劇公演「お種と仙太郎」「明日の幸福」
開催日程・会場
2026年5月9日(土)〜19日(火)
東京都 新橋演舞場
スタッフ
「お種と仙太郎」
作:茂林寺文福
脚色:平戸敬二
演出:
「明日の幸福」
作:中野實
演出:石井ふく子
出演
「お種と仙太郎」
お岩:
仙太郎:
お種:曽我廼家いろは
太吉:曽我廼家一蝶
豆八:曽我廼家桃太郎
新二郎:
お久:
お富:井上惠美子
駒造:
おせい:
「明日の幸福」
松崎淑子:
松崎寿一郎:渋谷天外
りき:久本雅美
谷川斉一郎:田口守
内山愛子:瀬戸摩純
内山信吾:喜多村一朗
松崎寿雄:丹羽貞仁
松崎富美子:
松崎寿敏:
松崎恵子:
薙野信喜 @nonchan_hg
新派・松竹新喜劇が合同公演で人情喜劇を2本立て、久本雅美・高島礼子らがゲスト出演(コメントあり) https://t.co/lefcGnc2W4