2020年5・6月に、東京・帝国劇場でミュージカル「ミス・サイゴン」が上演される。
1989年にロンドン・ウエストエンドで初演された本作は、ベトナム戦争末期のサイゴンを舞台に、国と国に引き裂かれた人々の葛藤と悲劇を描いたミュージカル。92年には日本に上陸し、その後も再演が重ねられ、日本での上演回数は1463回にのぼる。今回の上演は2016年以来4年ぶりとなる。
ベトナム人少女キムは、フランス系ベトナム人の“エンジニア”が経営するキャバレーで働いていた。ある日キムはアメリカ兵クリスと恋に落ちて永遠の愛を誓うが、サイゴン陥落の混乱の中で2人は無情にも引き裂かれ……。
物語の中心人物であるエンジニア役は初演から市村正親が演じ続けてきたが、市村は16年版をもって本作から卒業。今回の上演では、全キャストのオーディションが行われる。オーディションの詳細は公式サイトで確認しよう。応募は11月30日まで受け付けられる。
ミュージカル「ミス・サイゴン」
2020年5・6月
東京都 帝国劇場
オリジナル・プロダクション製作:キャメロン・マッキントッシュ
作:アラン・ブーブリル、クロード・ミッシェル・シェーンベルク
※2020年6月4日追記:本公演は新型コロナウイルスの影響で中止になりました。
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- 帝国劇場 ミュージカル『ミス・サイゴン』
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おおとも ひさし @tekuriha
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