記録と記憶に向き合う“人体実験”、冨士山アネット・長谷川寧「巡礼」横浜へ

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冨士山アネット Produce「巡礼」が、愛媛・シアターねこでの公演を経て、2月11日から13日に神奈川・YCC ヨコハマ創造都市センター 3Fで上演される。

シアターネットワークえひめ/四国学院大学プレゼンツ「巡礼」より。

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シアターネットワークえひめ/四国学院大学プレゼンツ「巡礼」より。

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「巡礼」は、“お遍路”をモチーフにした冨士山アネット・長谷川寧による新作。あなたの考えている事は、伝わらない。」をキーワードに、迷いを抱える演出家に訪れる巡礼の果てが、ドキュメンタリー仕立てで描かれる。

シアターネットワークえひめ/四国学院大学プレゼンツ「巡礼」より。

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キャストには長谷川のほか、世界劇団の高山力造、舞台初出演となる愛媛県の御当地アイドル・ひめキュンフルーツ缶の元メンバー・菊原結里亜が名を連ねた。長谷川は「本作は私の『記憶』と、映像に収められた『記録』を、俳優達の『演技』により構成された作品」「ドキュメンタリーなんてものが、舞台で通用するなんて信じないあなたへ。ドキュメンタリーを舞台で用意して、お待ちしております」と観客にメッセージを送っている。

長谷川寧コメント

シアターネットワークえひめ/四国学院大学プレゼンツ「巡礼」より。

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この作品は文字通り四国八十八ヶ所を巡って作られた作品だ。
それは間違い無い「事実」だが、此処で混同してはいけないのは、「記録」と「記憶」は違うという事。
本作は私の「記憶」と、映像に収められた「記録」を、俳優達の「演技」により構成された作品。
本当の「事実」を、知っているのは、私しかいないという事になる。
そんな中俳優は、本当の意味で「記録」や「記憶」を演じる事が出来るのか?
それは再現なのか?

「あなたの考えている事は、伝わらない。」
これは誰にでも言える事であり、間違い様の無い「事実」。
つまりこれが何を指し示すか。 これは或る意味、自身を含めた大いなる人体実験です。

ドキュメンタリーなんてものが、舞台で通用するなんて信じないあなたへ。
ドキュメンタリーを舞台で用意して、お待ちしております。

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冨士山アネット Produce「巡礼」

2018年2月11日(日・祝)~13日(火)
神奈川県 YCC ヨコハマ創造都市センター 3F

構成・演出・振付・映像:長谷川寧
出演:高山力造、菊原結里亜、長谷川寧

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