ステージナタリー - 舞台・演劇の最新ニュースを毎日配信

「アンチゴーヌ」生瀬が自信「蒼井さんとこのアンチゴーヌを演劇史に残るものに」

152

パルコ・プロデュース「アンチゴーヌ」より。(撮影:阿部章仁)

パルコ・プロデュース「アンチゴーヌ」より。(撮影:阿部章仁)

本日1月9日に東京・新国立劇場 小劇場で開幕するパルコ・プロデュース「アンチゴーヌ」の公開ゲネプロと初日前会見が昨日8日に行われた。

栗山民也が演出を手がける本作は、フランスの劇作家ジャン・アヌイの代表的な悲劇作品。法と秩序を守り、権力者として政治の責任を貫こうとする冷静な王・クレオンと、自分の良心に従って信念を貫くオイディプス王の娘・アンチゴーヌの姿を描いた物語だ。

初日前会見では、アンチゴーヌ役の蒼井優とクレオン役の生瀬勝久が登壇。2人は2009年の「楽屋~流れ去るものはやがてなつかしき~」で出演者、演出家としてタッグを組んでいるが、俳優としては今回が初共演となる。生瀬は蒼井について「力だけではどうにもならない、全部自分の技がかからないような感じの女優さん、とにかく存在感がすごい素晴らしい女優さんです」と絶賛。蒼井も「舞台上では、生瀬さんはすごすぎて、(その演技に)のみこまれそうになるんですけど、それはアンチゴーヌもそうだったと思うので、蒼井優としても、生瀬さんのお芝居にうっとりしてしまう部分もありますが、アンチゴーヌとクレオンという関係で、王様にぶつかっていきたいと思います」と生瀬への信頼を語る。

今回の見どころの1つである十字型の舞台機構については、蒼井が「今までで一番お客様と近い舞台になっています。とにかく舞台の上に集中しながらも、客席に降りていく機会も多々あるので、お客様にご迷惑をかけないように、がんばりたいと思います」と意気込みを語ると、生瀬も「僕は小劇場出身なので、昔は、とても近い距離で演技をし、お客様をいじっていましたが、今回はいじれないので(笑)、お客様を意識せずに、アンチゴーヌと対峙するのかということを集中しようと思います。お客様が見えちゃうと緊張するので、それは気を付けたいと思います」と述べる。

また本作の見どころについて蒼井が「この舞台は初めの5分10分で、1人の役者さんが全部ストーリーをしゃべってしまうんですね、その作りがまず面白いなって私は思っています」と語ると、生瀬が「古畑任三郎みたいだね、最初に全部ね、結末まで話ちゃうんです」と続けて、場を和ませる。そのあと生瀬が今度は真摯な口調で「本当に蒼井優さんと2人で、このアンチゴーヌを演劇史に残るものにする自信があります。観なきゃだめですよ」と語り、観客の期待をあおった。

公演は1月27日まで新国立劇場 小劇場にて行われたのち、松本、京都、豊橋、福岡を巡演する。

パルコ・プロデュース「アンチゴーヌ」

2018年1月9日(火)~27日(土)
東京都 新国立劇場 小劇場(特設ステージ)

2018年2月3日(土)・4日(日)
長野県 まつもと市民芸術館(特設会場)

2018年2月9日(金)~12日(月・祝)
京都府 ロームシアター京都 サウスホール(舞台上特設ステージ)

2018年2月16日(金)~18日(日)
愛知県 穂の国とよはし芸術劇場PLAT(舞台上特設ステージ)

2018年2月24日(土)~26日(月)
福岡県 北九州芸術劇場 大ホール(舞台上特設ステージ)

作:ジャン・アヌイ
翻訳:岩切正一郎
演出:栗山民也
出演:蒼井優生瀬勝久 / 梅沢昌代伊勢佳世佐藤誓、渋谷謙人、富岡晃一郎、高橋紀恵、塚瀬香名子

ステージナタリーをフォロー