7月から8月にかけて上演される、ブロードウェイミュージカル「ピーターパン」の製作発表が本日6月29日に都内で行われ、ピーターパン役の
製作発表ではまず、10代目ピーターパン役の吉柳が扮装姿で登場し、本作のメインテーマ「アイム・フライング」を歌唱。吉柳は緊張をのぞかせながらも、会場に集まった観客と報道陣に向け、ダイナミックなダンスと伸びやかな歌声を披露した。
その後、司会を務めるフジテレビの軽部真一アナウンサーがキャスト陣を呼び込み、
第41回ホリプロスカウトキャラバンでグランプリを獲得した吉柳は現在13歳。司会の軽部からどんなピーターパンを演じたいか問われ、吉柳は「13歳にしかできないピーターパンを演じたいです。観に来てくれた子供たちに『本当にピーターパンがいる!』と思ってもらえるようにがんばります」と力強く宣言。また6回目の出演となるフック船長 / ダーリング氏役の鶴見は、吉柳のコメントを受け、「52歳にしかできないフック船長を演じたいと思います」と回答し、会場を和ませる。さらに初参加となるスミー役の石井も「僕も44歳にしかできないスミーを……」と続けて爆笑をさらった。
4回目の出演となるウェンディ役の神田は「『ピーターパン』は思い入れのある作品ですし、ウェンディも非常に思い入れのある役。しかも今回は新解釈に触れられるということで、すごく新鮮な気持ちで稽古に臨んでいます」と笑顔を見せ、共演者の吉柳については、「ものすごくしっかりしていますし、彼女の真っ直ぐな瞳と出で立ちには『本物のピーターパンだ!』と思わせてくれる説得力がありますよね」と印象を述べる。続いて、タイガー・リリー役を演じる宮澤は自身の衣装に言及。「AKB48時代に比べてだいぶスカート丈が短いんですが……大丈夫かな?(笑)」と照れ臭そうに観客に問いかける。また自身が目指すタイガー・リリー像を問われた宮澤は「彼女の凛々しさだったり強気な部分がかっこよく伝わればいいなと。アクションシーンもほぼ初めてなので、もっともっとがんばらないと!と思っています」と抱負を述べた。
2004年版でウェンディ役を演じた入絵は、今回ダーリング夫人役として登場。「2004年の上演版ではお父さん(ダーリング氏)役が鶴見さんだったのですが、今回は奥さん役を務めさせていただきます。また劇中ではウェンディの娘・ジェーン役も演じるので、3代にわたって鶴見さんの家族を演じられて光栄です」とニコリ。そしてダーリング家のメイド・ライザ役の久保田は「ライザは現実世界で唯一ネバーランドに行ける大人。上演台本が変わって久しぶりに復活するキャラクターです」と紹介し、「どんな役か言いたいけど……それは観てからのお楽しみということで!」と観客の期待を煽った。
最後は登壇者を代表して主演の吉柳が挨拶。「1秒たりとも目が離せない作品になっています。ぜひ劇場に来て、夏休みの思い出の1ページにしていただけたら」と笑顔で答え、会見を締めくくった。公演は7月24日から8月3日に東京・東京国際フォーラム ホールCにて。その後、8月5・6日に静岡県 静岡市清水文化会館マリナート 大ホール、12・13日に大阪・梅田芸術劇場 メインホールで上演される。
ブロードウェイミュージカル「ピーターパン」
2017年7月24日(月)~8月3日(木)
東京都 東京国際フォーラム ホールC
2017年8月5日(土)・6日(日)※8月5日は貸切公演。
静岡県 静岡市清水文化会館マリナート 大ホール
2017年8月12日(土)・13日(日)
大阪府 梅田芸術劇場 メインホール
原作:ジェームズ・M・バリ
作詞:キャロリン・リー
作曲:ムース・チャーラップ
翻訳・訳詞:青井陽治
演出:
音楽監督 / 作・編曲:
振付:新海絵理子
キャスト
ピーターパン:
ウェンディ:
タイガー・リリー:
ダーリング夫人:
ライザ:
スミー:
フック船長 / ダーリング氏:
海賊:萬谷法英、
迷子:高田亜矢子、
インディアン:大竹尚、小山圭太、笹岡征矢、白石健太
ナナ:三浦莉奈
ジョン:福田徠冴
マイケル:桑原愛佳、山田樺音(Wキャスト)
関連記事
藤田俊太郎のほかの記事
リンク
- ピーターパン2017 | ホリプロ オンライン チケット
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
庭子 @ni_ga_ja
10代目ピーターパンお披露目!藤田俊太郎「演出するのが夢だった」と感慨 https://t.co/qZE4BFJ5GV