7月に上演される
本作は、イギリスの劇作家、マーティン・クリンプによる戯曲の日本初演となる。真夜中、妻と子の待つ家に、眠る女を抱えて帰ってきた夫。パズルのピースを散らすような夫婦の会話が交わされる。夫が出かけた家で女は目を覚まし、妻に尋ねる「どうして気づかないふりをするの?」。夫と妻、妻と女、女と夫、それぞれの会話から真実が浮かび上がり……。演出をマーク・ローゼンブラットが担当。出演者には大空に加え、
マーク・ローゼンブラットコメント
表面上はシンプルに描かれているのですが、その下にたくさんの秘密が散りばめられている魅力的な戯曲です。お客様が小さなサインやヒントも見逃さないくらい密な距離感の作品作りを、素晴らしい俳優たちと共にやっていきたいと考えています。今現在生きているイギリスの劇作家の中で最も偉大な一人と言えるマーティン・クリンプの戯曲を楽しみに観に来てください。
大空ゆうひコメント
何かとても大きなテーマを含んでいるようでもあり、日常のドラマだと感じるものもあり、不思議な魅力のある戯曲です。この作品の言葉一つひとつを紐解いていく作業はとても大変だと思いますが、イギリスの戯曲をイギリスの演出家と一緒につくるという体験を楽しみたいです。伊達さんと南沢さんとは初めての共演なので、刺激をもらいながらがんばります。
伊達暁コメント
海外の戯曲ですが、男一人と女二人の三角関係という普遍性のあるお話なので、日本のお客様も楽しんでいただけると思います。作品を魅力的にお届けするのはもちろん、お互いがお互いを引き立てあってみんなが魅力的な三人の関係を見せたいです。この作品がマークさんにとっても、僕たち出演者にとっても、お客様にとっても素敵な出会いになればいいなとワクワクしています。
南沢奈央コメント
謎の多い、いろんな読み方ができる戯曲で、しっかりディスカッションして作り込んでいくと、すごく面白いものになるだろうなと感じています。観た後にきっと「あれはどうだったんだ」「この先どうなっていくんだ」とモヤッとしたものも残ると思いますが、そこがこの作品の醍醐味になるような、いろんなことを想像して考えてもらえる作品にできればと思います。
ゴーチ・ブラザーズ プロデュース「カントリー~THE COUNTRY~」
2017年7月12日(水)~17日(月・祝)
東京都 DDD AOYAMA CROSS THEATER
作:マーティン・クリンプ
翻訳:高田曜子(「高」ははしごだかが正式表記)
演出:マーク・ローゼンブラット
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