Hey!Say!JUMPの
2022年に公開された映画「
開幕に際し、ウォーリーは「タイムループしているのかしていないのかよくわからない僕ら現代人の抱える繰り返される日常が作品のテーマになっていて、苦しみだけど喜びだというのが映画の肝になっていると思うんですが、舞台版は生で何回も何回も同じことを繰り返すことの中から、辛いものだと思わずに、楽しさだとか、僕たちと一緒だという共感だとかを見つけてもらい、お客様一人一人が抱えている背景をもとにこの舞台の答えを出してもらえたらと思います」とコメント。
薮は「音楽劇『MONDAYS』は映画版とはちょっと違う結末も待っています。毎週月曜日が憂鬱だと思っている人が少しでも次の月曜日が楽しみに、来週は何が起きるのかなと些細な変化を楽しめるような作品にできるよう精一杯やっていきたいと思いますので、みなさんぜひ劇場に足を運んでいただき、この“MONDAYS ワールド”を楽しんでいただけたらと思います」と観客にメッセージを送った。
上演時間は休憩20分を含む約2時間40分。東京公演は10月27日まで行われ、本作はその後11月1日から3日まで大阪・森ノ宮ピロティホール、8・9日に長野・サントミューゼ 上田市交流文化芸術センター 大ホールでも上演される。ウォーリー、三浦と、薮をはじめとする出演者のコメントは以下の通り。
ウォーリー木下コメント
(今まで)原作があるものをたくさん舞台化してきたのですが、映画の舞台化は初めてです。
映画の良さは、編集で一番見せたいところや役者さんの良いところをギュッと詰めこめるところだと思います。
映画「MONDAYS」はもちろん面白いので、この作品を舞台化して映画を創った方たちに迷惑をかけないかなと最初は思いましたが、2度と同じことができない生の演劇で毎日同じことをしなければいけないタイムループものを創ることで新しいことができないかと思い創りました。
戯曲を書いている時も演出のことを考えながら書いていました。
一幕はそれぞれ仕事をしていく中でタイムループに気づく人と気づかない人がいるという世界線で、ビックリするくらい何回も同じことをします。
全部タイミングが決まっていて同じ演技ですけど、生なのでそれがほんのちょっとずつ違うんです。
音楽劇にしたのは、物語は辛い設定なんですが、辛さの中にある楽しみとか喜びを台詞や演技以外の部分で伝えられるようにしたかったからです。
タイムループしているのかしていないのかよくわからない僕ら現代人の抱える繰り返される日常が作品のテーマになっていて、苦しみだけど喜びだというのが映画の肝になっていると思うんですが、舞台版は生で何回も何回も同じことを繰り返すことの中から、辛いものだと思わずに、楽しさだとか、僕たちと一緒だという共感だとかを見つけてもらい、お客様一人一人が抱えている背景をもとにこの舞台の答えを出してもらえたらと思います。
三浦康嗣コメント
Zコミュニケーションの社内で起きる日常の物音から創りました。
本読みを録音していた音源を聴いて、ここでコーヒスイッチを押すとか、ここでぶつかるとか、ここで書類トントンするとか、ここで吉川がほっぺ叩くとか、ここで部長の携帯が鳴るとか……。
全部本読みの音声に合わせて作っていきました。
そこからが僕を含め全員の地獄の稽古の始まりでした(笑)
薮宏太コメント
映画の「MONDAYS」がすごく人気があるということを知っていたので、その作品が舞台化されて、映画のファンの皆さんにも舞台とこういうふうに共鳴するんだという面白さが伝わればいいなと思っています。そして初めて観る方にも楽しんでいただけると思います。稽古自体もタイムループしている感覚に陥ってきて……。僕自身5周目なのか、6周目なのか、はたまた7周目なのか、稽古していて分からなくなってしまって。途中から「あれ? 5周目なのに7周目のセリフをしゃべっているな」ということもありました(笑)。
映画はカット割りが決まっているので一番ストーリーの中で見せたい部分というのが分かりやすいと思うのですが、舞台は誰か一人が毎週タイムループをしていることにフォーカスして観たりすることもできると思います。自分で目線を選べるというのが舞台ならではの素晴らしさだと思います。もちろん1度目も楽しい作品ではありますが、みなさんも何度もタイムループを繰り返してこの作品を観ていただくと、話している人だけではなくて、それぞれのタイムループがあるという気付きがあり、掘れば掘るほど沼にハマる作品なんじゃないかなと思います。
音楽劇「MONDAYS」は映画版とはちょっと違う結末も待っています。毎週月曜日が憂鬱だと思っている人が少しでも次の月曜日が楽しみに、来週は何が起きるのかなと些細な変化を楽しめるような作品にできるよう精一杯やっていきたいと思いますので、みなさんぜひ劇場に足を運んでいただき、この“MONDAYS ワールド”を楽しんでいただけたらと思います。
平間壮一コメント
遠藤拓人役を演じています。
遠藤くんは夢を持ってこの会社で働いてたはずなんですが、毎日毎日同じような生活を繰り返すうちに自由を求めるようになったという役です。
本当は好きでやっていたことなのに、いつの間にか仕事になってしまって、どうやったらここから抜け出せるんだろうと考えているうちに摩訶不思議なタイムループの世界に巻き込まれていくんですが、その中のちょっとしたことの嬉しさとか、ちょっとした変化でこんなに毎日楽しく過ごせるんだと感じ取っていく青年です。
「MONDAYS」は映画自体好きでしたが、舞台版は今まであったようでない作品になりました。細かいきっかけがたくさんあるので、ぜひ一緒に気がついていけたらより作品を楽しむことができると思います。
南沢奈央コメント
私が演じる吉川は仕事人間で、常にピリピリとしているようなキャラクターで、結構気の強い性格なので、後輩である村田と遠藤に対しては強めにものごとを言ったりするようなタイプです。タイムループに気づくまでは同僚の人たちに対してあまり興味がないというか、仕事一筋で過ごしています。タイムループしていく中で、そしてタイムループに気付いていく中でちょっとずつ人間性も変化していくのでその辺りをうまく表現出来たらなと思って演じております。
森田甘路コメント
僕が演じる森山はこの会社のデザイナーをやっていて、普段はさえない男なのですが、ひそかにアイドルオタクをしています。稽古場で休憩中にカウントの音がふと流れたりしたときに、つい身体が動いてしまうくらい音に調教されていました(笑)。
タイムループからどんどん脱していくときにひょんなことから彼が推しているアイドルに出会うというシーンがあるのですが、そこで普段のキャラクターとのギャップを楽しんでいただきたいです。
岡田義徳コメント
職人気質のクリエイティブディレクター、平を演じます。前半はあまり人間味の伝わらないような、ちょっとみんなからは話しかけづらい雰囲気がありますが、二幕になってからは平の人間性というか、仕事に対する情熱などが徐々にあらわになっていって面白いんじゃないかなと思っています。
稽古の時期はめっちゃカウントの音に襲われている夢を見ました(笑)。キャストのみなさん1回は見ているんじゃないかなというくらい、それくらい稽古に励んで、タイムループをみんなで必死にやってきたので、やっとみなさんに届けられるということが本当にうれしいです。
大空ゆうひコメント
私が演じる神田川さんはこの会社で一番の古株で、デザイナーやプランナーたちの中でひとり事務職をしております。一幕ではどれだけ地味に事務所に馴染んで、存在感を薄くできるかということを目標にして演じています。はじめは社内のみんなからも全く話しかけられないのですが、タイムループというものをきっかけに社員一丸となって乗り切るときに、すごくいきいきとした姿になることにやりがいを感じております。
今までやったことのないようなパフォーマンスで、稽古以外でも街で信号が変わる音などにもつい反応してしまうくらい「音」の決めごとも多かったですが、稽古初日から本当に同じ会社の仲間みたいにすごくチームワークのいいメンバーです。
このチームワークがお客様に伝わって楽しい作品をお届けできたらいいなと思っております。
梶原善コメント
Zコミュニケーションの部長を務めている永久茂役の梶原善です。
Zコミュニケーションの部署でも、「MONDAYS」の舞台でも一番役に立たない役職です(笑)
役に立たないことを利用して頑張るといった感じです(笑) 乞うご期待です!
PARCO PRODUCE 2025 音楽劇「MONDAYS/このタイムループ、まだまだ終わらない!?」
開催日程・会場
2025年10月5日(日)〜27日(月)
東京都 PARCO劇場
2025年11月1日(土)〜3日(月・祝)
大阪府 森ノ宮ピロティホール
2025年11月8日(土)・9日(日)
長野県 サントミューゼ 上田市交流文化芸術センター 大ホール
スタッフ
上演台本・演出:
作詞・作曲・音楽監督:三浦康嗣(
出演
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