松尾スズキ「業音」初演時の様子公開、平岩紙「ようやく向き合える役」

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松尾スズキが作・演出を務める日本総合悲劇協会「業音」初演時の様子が舞台写真で公開された。

「業音」2002年初演時の様子。後列左から松尾スズキ、荻野目慶子、手前、康本雅子。(撮影:田中亜紀)

「業音」2002年初演時の様子。後列左から松尾スズキ、荻野目慶子、手前、康本雅子。(撮影:田中亜紀)

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「業音」2002年初演時の様子。左から松尾スズキ、伊勢志摩。(撮影:田中亜紀)

「業音」2002年初演時の様子。左から松尾スズキ、伊勢志摩。(撮影:田中亜紀)[拡大]

公開された舞台写真には、2002年の初演に出演していた荻野目慶子、片桐はいりの姿が。さらに初演に引き続き、今作にも出演する松尾や伊勢志摩皆川猿時村杉蝉之介康本雅子も写し出されている。

「業音」2002年初演時の様子。伊勢志摩。(撮影:田中亜紀)

「業音」2002年初演時の様子。伊勢志摩。(撮影:田中亜紀)[拡大]

松尾は本作で、介護・宗教問題・エイズなど、現代社会が抱える問題を描き、悲劇性と喜劇性を融合させた。再演では固有名詞をはずし、より普遍性を高めた物語へ改訂するという。

初演では粥を演じ、今回は荻野目が演じたヒロイン役を務める平岩紙は「役者として重ねてきた年月を経て、ようやく向き合える役だと思います」とコメント。また大人計画初の海外公演について「15年経っても、介護の問題をはじめとした今でも変わらない社会問題が描かれていて、それがどう伝わるのか。また、繊細な松尾さんの台詞が、どういう風に訳され、海外の方々に伝わるのかが楽しみです」と述べている。

公演は8月10日の東京公演を皮切りに全国、そしてをフランス・パリと巡演する。日本公演のチケットは6月3日10:00発売。

※初出時、人名に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

この記事の画像・動画(全9件)

日本総合悲劇協会Vol.6「業音」

2017年8月10日(木)~9月3日(日)
東京都 東京芸術劇場 シアターイースト

2017年9月13日(水)・14日(木)
愛知県 青年文化センター アートピアホール

2017年9月16日(土)~18日(月・祝)
福岡県 西鉄ホール

2017年9月21日(水)~24日(日)
大阪府 松下IMPホール

2017年9月29日(金)・30日(土)
長野県 まつもと市民芸術館

2017年10月5日(木)~7日(土)
フランス・パリ Maison de la Culture du Japon a Paris(日本文化会館)

作・演出:松尾スズキ
出演:松尾スズキ、平岩紙池津祥子伊勢志摩宍戸美和公宮崎吐夢皆川猿時村杉蝉之介 / 康本雅子エリザベス・マリー(Wキャスト)

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てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u

平岩「役者として重ねてきた年月を経て、ようやく向き合える役だと思います」/松尾スズキ「業音」初演時の様子公開、平岩紙「ようやく向き合える役」 - ステージナタリー https://t.co/tMkAPgclUg

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