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味方良介「プライドと魂賭けて」、岡村俊一演出「熱海殺人事件」開幕

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「熱海殺人事件 NEW GENERATION」公開ゲネプロより。

「熱海殺人事件 NEW GENERATION」公開ゲネプロより。

「熱海殺人事件 NEW GENERATION」が、昨日2月18日に東京・紀伊國屋ホールにて開幕した。

1973年に文学座に書き下ろされ、1974年に岸田國士戯曲賞を受賞した、つかこうへいの代表作「熱海殺人事件」が、岡村俊一の演出と新たなキャストで“NEW GENERATION”として生まれ変わる。主人公の木村伝兵衛部長刑事役を演じるのは、味方良介。対する犯人・大山金太郎役は黒羽麻璃央、水野朋子婦人警官役は文音、熊田留吉役は多和田秀弥が務める。

初日前に行われた囲み取材には、味方、文音、黒羽、多和田、そして岡村が登壇し、意気込みを語った。岡村は「つかさんとまったく関わりのない、本も読んだことがないような人達が集まって、どこまで昔のことが再現できるかということに挑戦しています。その新しい世代が『ああ、なんかちゃんとやってるな』みたいな形を残せるようにがんばってみましたので、彼らなりの世代がどう咀嚼するか、是非ご期待ください」と挨拶した。

一方の味方は、本作が“NEW GENERATION”と銘打たれていることについて、「口が悪くなりますが、僕らが若いからといってなめられたくないなということはあります」とコメント。「若さに甘えたくないし、甘えて観てほしくない。僕らも役者としてのプライドと魂を賭けてこの作品を作っているので、それなりの覚悟で、この紀伊國屋ホールで『熱海殺人事件』をやるということを背負っています」と本作に賭ける思いを語る。

多和田は「岡村さんが『若いやつは体が動かせる。そこしかないんだよ』と言ったのがすごく心に刺さりました。僕らがこの若い肉体で熱海殺人事件をやることの意味を、今まで『熱海殺人事件』を見てくださった方にも、そうじゃない方にも、届けていけるようにがんばりたい」と意気込む。

黒羽は「僕らと同年代の役者の人たちが『出たい出たい』と言っている作品を、今こうして僕たちが各々役割をもらって皆さんの前で披露するというのは何か1つ使命だと思っていますので、みんなの思いも背負い、観てくださるお客さんも“NEW GENERATION”になれるように、何か届けられたら」とコメント。文音も「この熱海はつかさんが紀伊國屋専用に書いたと聞いて、紀伊國屋ホールでできるということを本当にうれしく思っています。生きることの大切さなど、そういったことを皆さんが感じ取れたらいいなと思いながら必死に演じさせていただきます」と熱い思いを口にした。

「熱海殺人事件 NEW GENERATION」

2017年2月18日(土)~3月6日(月)
東京都 紀伊國屋ホール

作:つかこうへい
演出:岡村俊一

キャスト

木村伝兵衛部長刑事:味方良介
婦人警官水野朋子:文音
熊田留吉刑事:多和田秀弥
犯人大山金太郎:黒羽麻璃央

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