地点が古典4作品連続上演「ヘッダ・ガブラー」「かもめ」「桜の園」「ロミジュリ」

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地点が、「ヘッダ・ガブラー」「かもめ」「桜の園」「ロミオとジュリエット」を東京3会場にて上演する。

地点「かもめ」より。

地点「かもめ」より。

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ロシアで上演された、地点「かもめ」より。

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京都に拠点を置く、三浦基率いる地点が、古典戯曲を連続で上演する。“クラシックからクラシックへ”と銘打たれ上演されるのは、初期代表作の1つであるチェーホフシリーズより「かもめ」2013年版と「桜の園」、さらに新作としてイプセン「ヘッダ・ガブラー」と、シェイクスピア「ロミオとジュリエット」の4作品だ。

「ヘッダ・ガブラー」は、地点にとって初めてとなるイプセン作品。アンサンブルでセリフを異化することにより、ヘッダの苦悩と滑稽さを描き出す。地点作品でおなじみとなっている杉山至の舞台美術、地点のチェーホフ作品を手がけているコレット・ウシャールの衣装にも注目だ。

地点「かもめ」より。

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「かもめ」は地点のアトリエ・アンダースローにおけるレパートリー作品の1つ。開場中に俳優が観客一人ひとりに行うティーサービスも見どころとなっている。

2007年に初演され、2011年にはモスクワでも上演された「桜の園」は、平成19年度文化庁芸術祭新人賞を受賞した人気作だ。

地点「桜の園」より。

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また新作「ロミオとジュリエット」は、2012年にロンドンのグローブ座の依頼で制作された「コリオレイナス」に続く、地点×シェイクスピアの第2弾。「ファッツァー」「ミステリヤ・ブッフ」でもタッグを組んだロックバンド・空間現代が音楽を担当する。

「ヘッダ・ガブラー」は11月22・23日に東京・あうるすぽっとにて、「かもめ」「桜の園」は12月13日から24日まで東京・吉祥寺シアターにて、「ロミオとジュリエット」は2017年1月21・22日に東京・早稲田大学 大隈記念講堂にて上演される。4演目セット券も枚数限定で販売されているので、ぜひ観比べてみては。

※初出時、本文に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

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地点「ヘッダ・ガブラー」

2016年11月22日(火)・23日(水・祝)
東京都 あうるすぽっと

作:ヘンリック・イプセン
翻訳:毛利三彌
演出:三浦基
出演:安部聡子石田大小河原康二窪田史恵、河野早紀、小林洋平

地点「かもめ/桜の園」

東京都 吉祥寺シアター

作:アントン・チェーホフ
翻訳:神西清
演出:三浦基
出演:安部聡子、石田大、小河原康二、窪田史恵、河野早紀、小林洋平

「かもめ」

2016年12月13日(火)~17日(土)

「桜の園」

2016年12月20日(火)~24日(土)

地点「ロミオとジュリエット」

2017年1月21日(土)・22日(日)
東京都 早稲田大学 大隈記念講堂

作:ウィリアム・シェイクスピア
翻訳:中野好夫
演出:三浦基
音楽:空間現代
出演:安部聡子、石田大、小河原康二、窪田史恵、河野早紀、小林洋平、田中祐気

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