「+51 アビアシオン, サンボルハ」は、移民をテーマに創作を続けてきた
神里雄大コメント
クンステンフェスティバルでの初演が終わった。たしかにヨーロッパ初の公演だし、感慨深いなあと思うところもあったけれど、この作品はずっと日本各地で上演してきたこともあって、俳優もぼくも、いつもと同じように初日にのぞむことができた。会場が変わることによる、空間への適応や、セリフの音のこと、字幕のタイミング、舞台上での態度や、体力の配分など、ぎりぎりまで調整を続けた。俳優も各種スタッフやフェスティバルスタッフも、できることをできるだけ精度高くやろうと取り組んでいることがわかるので、そのような現場に立ち会えてよかったと思っている。自分は客席で本番を見る演出家として作家として、もっといろいろな価値観に出会って、各地の観客をなんらかのかたちで挑発する作品を、今後も作っていかなければならない。そのための改善や新しい挑戦を続けなくてはいけない。
岡崎藝術座「+51 アビアシオン, サンボルハ」
2016年5月23日(月)~28日(土)
Kunstenfestivaldesarts
ベルギー・ブリュッセル Les Brigittines
作・演出・美術:
出演:小野正彦、
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