沖縄で生まれた「イミグレ怪談」、東京で上演することで不思議な味わいに

神里雄大 / 岡崎藝術座「イミグレ怪談」が10月の沖縄公演を経て、昨日12月15日に東京・東京芸術劇場 シアターイーストにて開幕した。

本作は、作・演出家の神里雄大が那覇文化芸術劇場なはーとと共同製作する新作公演。上門みき、大村わたる、松井周が出演し、ブラジル・サンパウロ市を拠点に活動する振付家・ダンサーのビアトリス・サノも参加する。劇中では、幽霊や妖怪といった“見えない隣人”が国や地域を飛び越えたら？を出発点にした物語が展開する。

東京での初日を終えたキャストの上門は「ずっと楽しみにしていた東京での公演。舞台に立てて、とても嬉しかったです。元気に楽しくがんばります」とコメント。大村は「東京公演が始まりました。イミグレ怪談は沖縄に滞在して創作した作品です。東京で上演することで不思議な味わいを醸し出しそうな予感がします。幽霊の話ですが、怖くないです！」、松井は「無事、東京の初日が開けました！ なかなか奇妙な作品だとは思いますが、おおいに見ごたえ、噛みごたえがあるのではないでしょうか？ どういう作品とは一言では言いにくいのですが、一緒に漂うように体感していただければと思います。よろしくお願いします」と思いを語った。

東京公演は12月19日まで行われ、その後1月28・29日に京都・ロームシアター京都 ノースホールでも上演される。