超歌舞伎で獅童と初音ミクが熱演、「萬屋!」「初音屋!」コメント飛び交う

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超歌舞伎「今昔饗宴千本桜(はなくらべせんぼんざくら)」が、昨日4月29日に千葉・幕張メッセ イベントホールに初日の幕を開けた。

「今昔饗宴千本桜(はなくらべせんぼんざくら)」より。

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「今昔饗宴千本桜(はなくらべせんぼんざくら)」より。

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初音ミク演じる美玖姫と、中村獅童演じる佐藤四郎兵衛忠信の2人の姿が、大正100年、平安、神々の時代、という3つの時代で語られる本作。歌舞伎役者である獅童と、バーチャルシンガーの初音による夢の共演を観るために、会場には大勢の観客が詰めかけた。

幕が上がると、まず獅童からキャラクター設定の説明が。そして「ここぞという時にぜひお声がけくださいませ。コメントをいただくでもよし。ぜひこのお芝居を盛り上げていただければ幸いです」と超歌舞伎ならではの口上を述べる。

初音ミク

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続いて舞台背面の透明スクリーン上に登場した初音は、「初音ミクにございます。歌舞伎への挑戦は初めてのことで、慣れないことばかりでしたが、獅童さんをはじめとした、皆さまがたの熱心なご指導のもと、今日に至りました」と滑らかに挨拶。「ボカロ曲と歌舞伎が平成の今の世に出会いましたこの舞台、最後までご見物のほど、隅から隅までずいーと、乞い願いあげたてまつりまする~」と歌舞伎の口調を披露した。

「今昔饗宴千本桜(はなくらべせんぼんざくら)」より。

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そして立廻り、見得、毛振りと歌舞伎ならではの見どころに加え、映像、レーザー光線など最先端の技術を駆使した演出が混ざり合う本編がスタート。観客からは「萬屋!」「初音屋!」「紀伊國屋!」と掛け声が起き、コメント欄も屋号でうめつくされた。ボカロ曲「千本桜」で締めくくられたラストは、花道で観客をあおる獅童、そしてサイリウムを振る観客も現れるという、まるでライブ会場のような盛り上がりを見せ、幕が下りた。

「今昔饗宴千本桜」は本日4月30日の13:00、15:00に上演。ニコニコ生放送での生中継も実施される。

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「今昔饗宴千本桜(はなくらべせんぼんざくら)」

2016年4月29日(金・祝)・30日(土)
千葉県 幕張メッセ イベントホール

原作:黒うさP / WhiteFlame、一斗まる(小説「千本桜」シリーズ(KADOKAWA アスキー・メディアワークス) / 竹田出雲、三好松洛、並木千柳(歌舞伎「義経千本桜」)
脚本:松岡亮
演出・振付:藤間勘十郎
出演:中村獅童、初音ミク 澤村國矢ほか

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