前川知大の「太陽」、映画版公開と同時期に原点回帰して再演

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2011年11月に初演され、2014年には蜷川幸雄演出により「太陽2068」のタイトルでも上演されたイキウメ前川知大の作による「太陽」。神木隆之介・門脇麦出演による映画版が4月に公開されることを受けて、5月に再演されることがわかった。

2011年に行われたイキウメ「太陽」初演の様子。左から大窪人衛、浜田信也。(撮影:田中亜紀)

2011年に行われたイキウメ「太陽」初演の様子。左から大窪人衛、浜田信也。(撮影:田中亜紀)

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「太陽」の舞台は世界的なバイオテロにより人口が激減し、政治経済が不安定になった世界。その数年後、“ノクス”と呼ばれる新人類が誕生した。紫外線に弱く太陽光の下では活動できないという欠点があるが、ウイルスに抗体を持ち人間をはるかに上回る肉体を持っているノクスと、人間たちの間の深い溝を描き出す。今回は清水葉月中村まことといった新たなキャストを迎えて、新演出で上演するとのこと。「太陽」再演に向けて、前川からステージナタリーに寄せられたコメントは以下の通り。

なお2月27日に、“2つに分かれた人類”を舞台や映画とは別角度からフォーカスする小説版「太陽」も、KADOKAWAより1728円で発売される。「太陽」の多様な展開に期待が高まる。

前川知大コメント

「太陽」という物語はこの数年間、蜷川幸雄演出「太陽2068」、小説、映画と場所を変えて発表しています。それぞれの表現に合うかたちを模索して、その都度、自分で念入りに手を加えました。だからこそ、今回の再演はオリジナルの戯曲を大切にしようと思っています。イキウメだからできる深化した「太陽」をお見せするつもりです。

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イキウメ「太陽」

2016年5月6日(金)~29日(日)
東京都 シアタートラム
2016年6月3日(金)~5日(日)
大阪府 ABCホール

作・演出:前川知大
出演:浜田信也安井順平伊勢佳世盛隆二、岩本幸子、森下創、大窪人衛 / 清水葉月中村まこと

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katsuki @t_katsuki

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