ももクロ、堺正章リスペクトライブで“西遊記”に挑戦

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本日9月16日に東京・浅草公会堂にて、ライブイベント「堺正章リスペクトライブ」が開催された。イベントには、堺、ポカスカジャン、No Lie-Sense、ホフディランNONA REEVES堂島孝平のほか、シークレットゲストとしてももいろクローバーZが登場した。

「西遊記」のキャラクターに扮したももいろクローバーZ。

「西遊記」のキャラクターに扮したももいろクローバーZ。

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出演者による記念撮影の様子。

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百田夏菜子と堺正章。

百田夏菜子と堺正章。

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いとうせいこう

いとうせいこう

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「堺正章リスペクトライブ」は、「第6回したまちコメディ映画祭in台東」で堺が「コメディ栄誉賞」を受賞したことに伴い企画された。4時間超におよぶライブでは、アーティストたちが入れ替わり立ち替わりステージに上がり、熱く個性豊かなパフォーマンスで満員の観客を楽しませた。

まずは「したまちコメディ映画祭」のプロデューサーであるいとうせいこうと司会を務めるポカスカジャンのアナウンスで、トップバッターの浅草ジンタが登場。ブラス隊も擁する彼らは豪快かつ陽気なアンサンブルを奏で、途中で堺へのリスペクトを込めザ・スパイダース「あの時君は若かった」のカバーも披露した。続くポカスカジャンは長渕剛や堺がドラえもんの絵描き歌を歌ったら、というネタを皮切りに爆笑ネタを連続投下。終盤ではアイス「ガリガリ君」のCMソング「ガリガリ君のうた」をフルバージョンで熱演するなど、見事なエンタテイナーぶりで初見の観客も魅了していた。

この日がデビューライブとなった鈴木慶一とKERAによる新ユニットNo Lie-Senseは、初々しさを感じさせるようなパフォーマンスを展開。そろいのストライプのパジャマを着た2人は、まずはムーンライダーズと有頂天のそれぞれのカバーを届ける。KERAは「この日だけのユニットだと思ってるでしょ? これが何十年も続くんだ」と即席のユニットではないことをアピール。オリジナル曲「大通りはメインストリート」を披露したあとは、「あの時君は若かった」をNo Lie-Senseバージョンでプレイした。「したまちコメディ映画祭」には2年連続の出演となるホフディランは、堺の「メリーゴーラウンド」のカバーや、いとうせいこうをラッパーとしてフィーチャーした「遠距離恋愛は続いた」を届け、ファニーな魅力を振りまく。またワタナベイビー(Vo, G)は、会場から徒歩30秒の距離に自宅があることを語り、「ようこそ僕のホームタウン浅草へ!」と地元民らしく挨拶をしていた。

イベント中盤ではお待ちかねのシークレットゲストの出番へ。しかしどこから噂を聞きつけたのか、大勢のモノノフが大挙する事態に。「overture」が鳴り始めると、観客は一斉にサイリウムを取り出しおなじみの掛け声を響かせた。観客が熱い視線をステージに送る中、堺が孫悟空役で出演したドラマ「西遊記」のキャラクターに扮した5人が登場。百田夏菜子は孫悟空、佐々木彩夏は三蔵法師、玉井詩織は猪八戒、有安杏果は沙悟浄、高城れには玉龍という扮装で観客の視線を釘付けにした。百田は開口一番、大勢のファンを前に「シークレットでも隠しきれないアイドル、週末ヒロインももいろクローバーZ!」と挨拶。続けて玉井が「私たちといとうせいこうさんの関係を知ってるか?」と滑舌悪く「『5 The POWER』」といとうせいこうが作詞を手がけた楽曲名を口にする。ひとしきり茶番を繰り広げると、「5 The POWER」をパフォーマンスし場内の熱気を一気に上昇させた。

MCでは百田が「堺正章さんについて知ってるのか?」とメンバーに質問。「巨匠」「ちゅらさん」「隠し芸」といった回答が返ってくると、百田は「ナメてんのか! 堺さんの歌知ってるか? 歌は得意か?」と詰問し始めるも、玉井に「これからやるのは堺正章さんの曲じゃないぞ! タケカワユキヒデだぞ」とツッコまれ、「ごめんなさい」としょんぼり。そんなムードの中で始まったのは、「西遊記」のエンディングテーマ「ガンダーラ」だ。メンバーは天竺を目指す一行のようにステージを練り歩きつつ、名曲をキュートな声で歌唱。さらに「労働讃歌」を熱演したあと、バッチリとポーズを決めシークレットゲストの大役を完遂した。

NONA REEVESは短い持ち時間の中でカバーあり、オリジナルありの充実のライブを展開した。西寺郷太(Vo)はモノノフたちの手元を見て「いいね。サイリウムいいねー」と上機嫌。聴き手を笑顔にするポップチューン「LOVE TOGETHER」や、俳優・堺へのリスペクトを込めて「西遊記」のオープニングテーマであるゴダイゴ「モンキー・マジック」のカバーを盤石のアンサンブルで奏でた。そしてトリを飾った堂島孝平は浅草にちなんで「葛飾ラプソディ-」で観客の心を掌握。場内のあまりの盛り上がりに「あと3回この曲やって終わろうかな」と言いながら、堺が1974年にNHK「みんなのうた」で歌っていた「北風小僧の寒太郎」をビッグバンド風のアレンジで披露したほか、観客とコール&レスポンスを繰り広げつつ「き、ぜ、つ、し、ちゃ、う」を歌い上げた。

全ライブアクト終了後は主役の堺が登場。熱烈な歓迎を受けた彼は「こんな歓迎を受けたの50年ぶり!」と大感激し、「さらば恋人」を味わいのある歌声で歌唱した。さらにクロージングセレモニーでは出演者全員が見守る中で、堺に「コメディ栄誉賞」が授与された。出演者を代表して最年少出演者としてお祝いの言葉を述べた百田は、「今日、私孫悟空やってるんです。でもどうしても如意棒と仲良くなれなくて。私だとダメで本家が持ったら違うのかな」と持っていた如意棒を堺に渡す。堺は少し躊躇しながらも華麗な動きで、如意棒を回し観客を魅了。今日一番の拍手と歓声が沸く中で「本当に心温まる歓迎を受けて、名誉ある賞をいただきまして」と感謝を告げた。そしてセレモニーは出演者全員による「さらば恋人」の合唱で大団円へ。曲の途中でマイクを渡された百田が妙なハイトーンボイスを発し、堺が盛大にずっこけるという場面も含め、イベントは終始笑顔の絶えない内容となった。

※記事初出時、曲名に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

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