荒井由実「ひこうき雲」発売から40年の時を経てPV完成

スタジオジブリ最新作「風立ちぬ」の主題歌に採用された荒井由実「ひこうき雲」のビデオクリップが、楽曲リリースから40年の時を経て制作された。

「ひこうき雲」は、松任谷由実が旧姓の荒井由実として1973年に発表したデビューアルバム「ひこうき雲」の表題曲。ユーミンが高校生時代に作った楽曲で、彼女がシンガーソングライターとしてデビューするきっかけとなった1曲だ。当時はビデオクリップが制作されておらず、映像作品としては1996年開催の「荒井由実コンサート Yumi Arai The Concert with old Friends」からのライブ映像しか存在していなかった。

今回制作されたビデオクリップは、スタジオジブリの鈴木敏夫がプロデュースを務め、ドキュメンタリー映画「エンディングノート」で知られる砂田麻美監督が映像化したもの。ジブリ作品を通じて「ひこうき雲」に再会したユーミンの心の動きをとらえた、美しい映像に仕上がっている。PVには東京・三鷹の森ジブリ美術館で撮影された撮り下ろし映像に加え、1974年頃に撮影されながら商品化されることのなかったユーミンの貴重な“荒井由実”時代の映像も使用されている。

「松任谷由実 40th Official YouTube Channel」では本日7月17日より、このPVのショートバージョンが公開中。フルサイズの映像はユーミン×スタジオジブリ40周年記念盤「ひこうき雲 40周年記念盤」に収められる。

■荒井由実 - ひこうき雲 MUSIC CLIP