凛として時雨、初DiverCityから「Dear Perfect」開幕

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凛として時雨が4月29日の東京・Zepp DiverCity TOKYO公演から全国ツアー「凛として時雨 TOUR 2013 "Dear Perfect"」をスタートさせた。

「凛として時雨 TOUR 2013 "Dear Perfect"」Zepp DiverCity TOKYO公演の様子。(撮影:河本悠貴)

「凛として時雨 TOUR 2013 "Dear Perfect"」Zepp DiverCity TOKYO公演の様子。(撮影:河本悠貴)

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2012年はイベント出演はあれど、単独公演は行っていなかった時雨。最新アルバム「i'mperfect」を携えての「凛として時雨 TOUR 2013 "Dear Perfect"」は1年半ぶりのツアーとあって、初日公演の会場はほのかな緊張に包まれていた。ステージにメンバーが順番に現れると、フロアのボルテージは一気に引き上げられる。そして3人は「i'mperfect」の収録曲やライブの定番曲を次々と披露していった。

ひさしぶりのワンマンライブだったためか、この日は楽曲を立て続けにパフォーマンスするのではなく1曲1曲の間を空けつつ、お互いの音を確かめるような様子が見られた3人。それだけ慎重にライブに臨んでいることを伺わせた。

また以前のライブからの進化も随所で見られ、演出面では鮮やかな色味の照明がそれぞれの楽曲に新たな彩りを添える。さらにステージ上だけでなく会場全体を照らすことで、空間自体を時雨の世界に染め上げていた。パフォーマンスで特に際立っていたのは、345(Vo, B)のアグレッシブなプレイ。序盤では激しく体を揺らしながらベースをかき鳴らし、ライブ終盤ではステージ前方に移動し、観客を煽るような仕草をみせる。TK(Vo, G)は楽曲ごとにギターを持ち替えさまざまな音色を奏で、ピエール中野(Dr)はソロパートでマレットとドラムスティックを使い分けながら豊かなリズムを繰り出し観客を圧倒していた。

一方で時雨のライブならではの恒例の見せ場は健在。ピエール中野は独断場となるMCで、いつも通り奔放なコール&レスポンスで異様な一体感を作り出し、345は演奏中とは異なるチャーミングかつマイペースな物販紹介を展開。このときは会場が緊張から解き放たれ、笑い声があちこちから沸いていた。

なお「凛として時雨 TOUR 2013 "Dear Perfect"」は、このあと初の台湾単独公演や日本武道館公演を含め全12公演が行われる。「i'mperfect」の楽曲が各地でライブを重ねることでどう変化していくのか期待が集まるところだ。

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