菅田将暉が“五感”を刺激し、感情を揺さぶった東京ガーデンシアター2DAYS

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菅田将暉のワンマンライブ「菅田将暉 LIVE 2026」が、1月24日と25日に東京・東京ガーデンシアターで開催された。

菅田将暉(撮影:上飯坂一)

菅田将暉(撮影:上飯坂一) [高画質で見る]

俳優としても引っ張りだこの状態の彼が単独公演を行うのは、2024年9月に東阪で開催された「菅田将暉 LIVE 2024 "SPIN"」以来。“アーティスト菅田将暉”の歌声を生で楽しもうと、会場には老若男女、幅広い層のファンが多数集まった。この記事では本日1月25日に行われた公演の模様を紹介する。

新旧の楽曲を没入感たっぷりに

コンセプトに五感を掲げた最新EP「SENSATION CIRCLE」のレコーディングにも参加しているタイヘイ(Dr)、越智俊介(B)、西田修大(G)、工藤拓人(Key)という旧知の面々とともにステージに現れた菅田。逆光の中でスタンバイした彼は「SENSATION CIRCLE」のオープニングを飾る「Water」で、ライブの幕開けを告げる。「今からお前らを五感の旅に連れて行く」「感じることを感じて」という宣誓のようなフレーズが印象的な1曲を、リバーブをたっぷりかけた声で響かせ、東京ガーデンシアターを埋め尽くす観客をたちまち魅了した。

菅田将暉(撮影:上飯坂一)

菅田将暉(撮影:上飯坂一) [高画質で見る]

「SENSATION CIRCLE」の多彩な収録曲を軸に据えつつ、この日のライブでは“アーティスト菅田将暉”を象徴する新旧の楽曲も多数披露された。「ガーデンシアター!」という威勢のいい挨拶から続いた「くじら」で菅田はマイクを握り締め、バンドメンバーの奏でるアンサンブルに身を委ねながらパフォーマンスし、「さよならエレジー」ではアコースティックギターをかき鳴らし哀切と疾走感を内包した歌声でオーディエンスの胸を打つ。歌詞で描かれる物語に合わせ、菅田は表情はもちろん、仕草や声色まで変え、1曲ごとに異なる景色をオーディエンスに提供。俳優としての技量を歌にも落とし込み、没入感のある音楽空間を東京ガーデンシアターに構築した。

「菅田将暉 LIVE 2026」東京ガーデンシアター公演の様子。(撮影:上飯坂一)

「菅田将暉 LIVE 2026」東京ガーデンシアター公演の様子。(撮影:上飯坂一) [高画質で見る]

五感を刺激するディープな世界へ

中盤で菅田は「EP作りました! このメンバーで作って、このメンバーで演奏しています」と自慢の仲間たちを紹介する。そして「どうでもいい話ですが……」と前置きしつつライブのリハーサルで入っていたスタジオで、かつて自身がパーソナリティを務めていたラジオ「菅田将暉のオールナイトニッポン」にハガキ職人として参加していた青年と邂逅したエピソードを披露。「すごいナイスガイでした」と感慨深そうにしつつ、「ひさびさにこうやってライブができて楽しいです」と笑顔を浮かべた。

菅田将暉(撮影:上飯坂一)

菅田将暉(撮影:上飯坂一) [高画質で見る]

男女両方の視点を繊細に表現したあいみょん提供の「キスだけで」が観客を嘆息させたあと、ライブは「SENSATION CIRCLE」のディープな世界へシフト。まず菅田は触覚をテーマにした「Sensation Season」を力強く歌い上げスケール感を演出したのち、バンドメンバーとの「Telephone」のセッションを挟み、味覚をコンセプトにした「I'm in shock!!」へ。ニット帽にサングラス、ノースリーブ姿になった菅田は、ファンクサウンドに乗せて気怠く、ふてぶてしく、越智とともに紡いだ言葉を呟くように放つ。ひずんだ音像が広がる中、菅田はいきなりシャツを脱ぎ上半身裸に。悲鳴のような歓声を浴びながらも表情を崩すことなく、ロックスター然としたオーラを放っていた彼だったが、曲の終盤でカウベルを叩く場面で思わず笑い出してしまうひと幕も。そんな“素”が見える瞬間を経て、素肌にデニムジャケットを羽織った菅田は、嗅覚をテーマにしたダブテイストの「骸骨は踊る」で享楽的な空気を醸し出した。

菅田将暉(撮影:上飯坂一)

菅田将暉(撮影:上飯坂一) [高画質で見る]

「菅田将暉 LIVE 2026」東京ガーデンシアター公演の様子。(撮影:上飯坂一)

「菅田将暉 LIVE 2026」東京ガーデンシアター公演の様子。(撮影:上飯坂一) [高画質で見る]

「俺、がんばるんで」

米津玄師との共作曲「灰色と青」や、石崎ひゅーい提供の「虹」という、大切な仲間と作り上げた2曲を、それぞれの楽曲を象徴する色彩の照明を交えて熱唱した菅田。「今日はありがとうございました」と告げ、アコースティックギターを構えると、スポットライトの下で「幸せは悪魔のように」を弾き語り始めた。ステージが茜色に染まり、ノスタルジーが会場を支配する中でライブはクライマックスへ。スクリーンには映画のエンドロールのようにクレジットが流れ、菅田の渾身のロングトーンがホールに響き渡る。その後、バンドメンバーが1人ひとりと去っていき、ステージ上は菅田1人に。残された彼は、観客の脳裏に自分の存在を刻み付けんと、全身全霊でアコースティックギターをかき鳴らし続けた。

菅田将暉(撮影:上飯坂一)

菅田将暉(撮影:上飯坂一) [高画質で見る]

役者業も多忙を極める菅田だが、ライブの終盤では今後の音楽活動について言及。「僕、来年音楽活動10周年なんですよ。こんなにライブのない10周年もないと思いますが」と笑いつつ、「10周年はツアーみたいなものもできたら」と希望を明かす。さらに「今年は大きなチャレンジをします」と宣言。「何かは言いません」と含みを持たせつつ、「『俺、がんばるんで』っていうことだけ伝えておきたい。それが誰かのエネルギーになれば」と、自らを鼓舞しつつオーディエンスの背中を押してみせた。2026年に菅田はいったいどんな挑戦を届けてくれるのか、ファンは楽しみにしておこう。

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セットリスト

「菅田将暉 LIVE 2026」2026年1月25日 東京ガーデンシアター

01. Water
02. くじら
03. さよならエレジー
04. ソフトビニールフィギア
05. スプリンター
06. universe
07. まちがいさがし
08. 7.1oz
09. キスだけで
10. Sensation Season
11. I'm in shock!!
12. 骸骨は踊る
13. ゆだねたギター
14. 惑う糸
15. 灰色と青
16. 虹
17. 幸せは悪魔のように

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Obongo farmer ⛑️ ⛑️🥇 @niyopatrico

@natalie_mu 役者とアーティスト、両方の魅力が詰まった特別な公演。

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